ドルトムントのフィニックス・ゼーを訪れて本当に驚く。ドイツは凄い！ [都市デザイン]
ドルトムントのフィニックス・ゼーを訪れる。ここは、ほぼ毎年、訪れてその変化ぶりを定点観測的にチェックしていたのだが、今年はもう本当に完成形が姿を現して、その変貌ぶりに驚く。2008年に初めて訪れた時は、まだ製鉄所の工場などが残っていたのに、それから５年ちょっとでまさに様変わり。まるで魔法を見ているかのようである。コペンハーゲンの都市デザイン事業も素晴らしいが、ドイツの都市計画の底力も度肝抜かれる。縮小する都市、縮小する住宅需要を、マイナスをつくることで供給過多になることを防ぐと同時にアメニティを増す。当たり前かもしれないが、これがなかなか実行に移せない。ドイツはその点、流石である。この力量の差を自覚しないと、日本はどんどん取り残されてしまうんじゃないだろうか？変える力も必要かもしれないが、どのように変えるのか、その将来の構想力が日本には圧倒的に不足しているように思います。それは、日本という国だけでなく、私の大学を含めた多くの組織体が抱えている問題かとも思ったりします。
（２００８年）
（２０１４年）
（１０年ちょっと前は製鉄所であったことなど想像もできない）
（２００８年）
（２０１４年）
（１０年ちょっと前は製鉄所であったことなど想像もできない）
