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某電力会社が深く関わっている雑誌からの寄稿依頼に当惑する [原発問題]

某電力会社が深く関わっている雑誌から寄稿の依頼がきた。さすがに当惑した。これは脱原発を主張する私への罠か。いや、罠にしては原稿料が高くない。ということで、担当者と話をすると、「脱原発なんですか?」と聞かれた。まあ、客観的には100%脱原発である。「ドイツの再生可能エネルギーでの自立地域の事例などなら記事は書けますが、基本的にその背景である国策が脱原発だから、脱原発の原稿になりますね」というと、そういう人だったんだあ、というような反応をされた。

まだまだ、反原発派としての存在感も恐ろしく薄いことを知った。自分のこの社会におけるアイデンティティがほとんどないに等しいことを思い知らされて、なんだもっと主張してもいいじゃないかと考え直す。先日のシンポジウムでは、終了後の懇親会で「刺されないように気をつけて下さいね」などと言われたが、全然、刺されるどころか相手にされていないどころか、その存在も知られていないのだ。

ところで、私はほとんど仕事を選ばないで、来た仕事は受けることにしている。これは、昔、受注産業(コンサルタント会社)で働いていた時に骨身に染みこんだ習性であることと、常時、金欠状態にあるからだ。特に原稿の仕事は断らない。しかし、今回はさすがに無理だ。原発推進記事ではなくても、原発村系には協力はできないな。

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