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日本航空の国際線に乗って、根源的にこの企業は病んでいるのではないか、と思わさせられる。 [その他]

 日本航空の国際線に乗る。私は、圧倒的に全日空が好きなのだが、よくアメリカン航空でブラジルに行くので日本航空のマイレージが貯まるのである。その結果、マイレージでは日本航空に乗るのだ。さて、二週間前には全日空でヨーロッパに行ったのと比較すると、やはり日本航空は全然、駄目だなと思わせられた。まず、成田空港のチェックイン・カウンターでいきなり「予約が名前で見つかりません」と言われて、慌てて予約番号を教えたらみつけてくれた。チェックイン・カウンターでのこのような対応は、心臓に悪いということを知っておいてもらいたい。外国人だったら本当に慌てるような対応だ。
 さて、それより、もっと気になったのは機内食である。機内食では、夕食では、メカブとオクラのねばねば料理が出てきた。これは日本でもちょっと食べにくいような食感のするものである。外国人ではさらに厳しいであろう。卵焼きには海苔が包んであったが、海苔というのも外国人にとっては敷居の高い食材である。さらに驚くのは、サラダの野菜スティックに生ゴーヤが入っていたことである。ゴーヤが苦いということが分かっている日本人であれば、どうにか食べられるが、ゴーヤを食べられない外国人にとっては大変な苦行である、というか、ひたすら不味いと思うであろう。ちなみに、この便はヘルシンキ便であったが、フィンランド人のお客さんはゴーヤなんて見たことがないのがほとんどだろうから、本当、ショックを受けるほどの苦さだと思うのである。また、朝食はAIRくまもん、というシリーズらしくタイピーエンと焼きおにぎり、というものが出てきた。タイピーエンはチャンポンのような料理に焼きおにぎりを入れて、薬味も入れるという食べ方をするのだが、私の隣に座っていたフィンランド人は、焼きおにぎりだけを食べて、あまり美味しくないという顔をしていた。そりゃ、そうだろう。また、このタイピーエンはスープ料理なのだが、そもそも揺れる飛行機において、このようなスープ料理は飲みきれるものにすべきであるにも関わらず、このスープ料理は飲めるようなお椀に入っていない。本当に何を考えているのだろうか。
 このような料理から推察されるのは、なんか自分勝手で自己満足的なことばかりを考えていて、お客の立場をさっぱりと考えていないという昔の日本航空の体質が全然、変わっていないということである。相変わらずの上から目線なのである。なんか、本当に根源的にこの企業は病んでいるのではないか、と思わさせられる。全日空では感じられない何か、客というか私を不愉快にさせる体質をこの企業は有していると思われるのだ。
タグ:日本航空
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