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ドイツの哲学者ハンス・ヨナスと原発 [原発問題]

ドイツ生まれの哲学者ハンス・ヨナス(1903−1993)は、道徳性に関する、新しく明瞭な至上原理を定式化したことで知られる。その原理の一つに、「地球上で人類が生き続けるための条件を危険にさらしてはならない」というものがある。

福島原発後、ドイツ人が原発に対して日本人と大きく違う考えを示している背景に、ドイツ哲学があると思われる。セシウムを大量に陸空海にばらまき、福島を中心とした東日本において日本人が行き続けるための条件を大きく危険にさらしてしまった我々には、このヨナスの原理は重い。原発の事故によって、海外において大きく損なった国家の信用を少しでも回復するためにも脱原発へ大きく舵を取るべきであると思うのは私だけではないだろう。それにしても、このような状況でも電気を無駄遣いにしている人達が多すぎる。この状況を変えてこその、原発必要論であると私は痛烈に思う。

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