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ベルリッツの広告にまた突っ込みたくなる [英語関連]

ベルリッツの広告には頻繁に突っ込みたくなる気分を抑えられないのであるが、またまた変なものに出くわした。それは、外国人が「もう無理しなくていいよ。おれ、日本語習うことにしたから・・」と言っているものである。

ベルリッツ広告_1402.jpeg

これは非常に素晴らしい。是非とも、外国人は日本語を習うようにしてもらいたいし、習うようにするべきだ。そもそも、日本という外国に住んでいながら、自分の母国語で済まそうという考えこそ失礼千万である。私はアメリカに住んだ時は、必死の思いで英語の習得に励んだ。しかし、最近では英単語を凄い勢いで忘れており(そういう意味では漢字も忘れている)、なんか虚しい気分にさせられる。ドイツに住んだ時も、英語で済ますことは難しいことを知り、45歳からドイツ語を学び始めた。動詞の過去形を覚えるのに、非常に辛い思いをしたが4ヶ月ほどゲーテ・インスティテュートに通い、40万円近くを散在したら、なんかヘンテコなドイツ語ではあるが、多少は旅行をしても通じるぐらいにはなった。ゲーテ・インスティテュートのB1レベルのテストもどうにか通った。

アメリカでもドイツでも、そこで生活していて、日本語で済まそうなどという傲慢な考えは一度として思ったことはない。それが外国で暮らすうえでの基本的な外国人が取るべき姿勢であろう。日本は別に植民地ではないのだから。

このベルリッツの広告で面白いと思われるのは、外国人がそう思ってくれるなら、何も、ベルリッツに金を払ってまで英語を習得する需要がなくなるということだ。まあ、この外国人はもしかしてベルリッツで日本語を習うのかもしれないので、ベルリッツ的にはお金を損しないのかもしれないが、まあ、日本人が英語を習わなくもいいようにするのは幸いである。もっと、こういう謙虚な外国人が増えることを本当に望みたい。しかし、日本語は難しいよお。26文字のアルファベットに対して、50字のひらがな、さらに同数のカタカナ。さらに、普通の日本語を駆使するのに必要な漢字は3000字程度か。是非とも、「日本語を習うことにしたから・・・」の気分で日本語を習ってくれ。

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