原発に詳しい明学の高原先生の話を聞く

原発に詳しい明治学院大学の高原先生にお話を聞く。現在の安全基準は、基本的に広島、長崎の原爆事故に基づいて設定されているということで、それほど根拠がある数字ではないようだ。したがって、今回の事故で、これからどのような影響を我々が被るかは、誰も正確には分からないとのこと。ただし、確実に癌は増えることだけは予測されるということだそうだ。しかし、それが分かるのは２０年後らしい。また、癌になるということだが、放射能に対しての強さは人によって違う。同じように被爆しても生き延びる人がいるが、それは放射能に強いからだそうである。そして、どういう人が放射能に弱いかは分からない。なんか、私は個人的にとても放射能に弱いような気がする。まあ、私はもう５０近いのでどうでもいいのだが、子供とかは私の遺伝的性質を引き継いでいるので心配だ。
　こういうことだと、何しろ、リスクは極力避けるべきであることが分かる。そのポイントとしては、放射能はとにかく吸い込まない、食べない、ということ。先生はそれほど神経質になっても生きていけないということだが、まあ、本当にこれからの日本人は大変だ。悔しい。