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シモキタ・ヴォイスのトーク・イベントに参加する [サステイナブルな問題]

シモキタ・ヴォイスのトーク・イベントに参加する。

佐高信、松尾貴史、田中優子など錚々たる顔ぶれの中にポツネンといる私は、あたかもバルセロナ・オリンピックのマイケル・ジョーダン等から構成されるアメリカのバスケット・ボールのドリーム・チームに混じって参加していた大学生クリスチャン・レイトナーのような気分であった。しかし、田中教授の発言が、あたかも前線にまで敵が来ているのに、どの大砲を使おうかといった牧歌的な意見を言っているような感じだったのでだんだんと腹が立ってきて、結構、早口で言いたいことを言い放った。ということで、結構、緊張することもなく、まあ言いたいことも言えて楽しい時間を過ごすことができた。仕事に繋がるかどうかは不明だが、「週間金曜日」とも名刺交換した。

今さら、下北沢に道路を通すことを議論するのは馬鹿げていると思われる。これは、まあ下剤を飲んだら下痢をするというくらい明かであるからだ。すなわち、道路を通したらマチは活力を失うということである。この意見に関して、疑問を持った読者は拙著『道路整備事業の大罪』を読まれるといいと思う。とはいえ、理解できない人達に根気よく説明を続けることも重要だとも思う。私自身、しっかりと発信しなくてはと思わせられた。

今日は気分がよかったのとゼミ生も3人ほど来てくれたこともあり、二次会にも参加し、多くの人々と知り合うことができた。特に嬉しかったのは、毒々しさと可愛らしさが同居するユニークなイラストで有名な平松昭子さんと知り合えたことである。彼女はそのイラストの毒々しさからは想像できない美貌の持ち主であったが、キャラもなかなか一筋縄ではいかなそうな錯綜した人柄とお見受けした。一度、本の挿絵をお願いしたいものである。

ということで、まあ楽しい時間が過ごせてよかった。下北沢のようなことは、日本中で展開している。ただし、他の地区は下北沢のように人々の関心を惹いていない。下北沢の道路計画を通じて、その背景にある道路行政に疑問を抱かれた方は、是非とも下北沢だけでなく広く、日本中で起きている理不尽な道路事業を見直すような行動を取ってもらえればと思う。日本の素晴らしき都市資産を将来の世代に引き継ぐことを可能にするためにも。


道路整備事業の大罪 ~道路は地方を救えない (新書y)

道路整備事業の大罪 ~道路は地方を救えない (新書y)

  • 作者: 服部 圭郎
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2009/08/06
  • メディア: 新書



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