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W杯での盛り上がりに冷水を差すドイツでの殺人事件 [スポーツ]

ドイツのW杯の盛り上がりを懸念した記事を数日前にアップしたら、ドイツのハノーファーのバーでW杯の優勝回数で討論となったドイツ人が相手のイタリア人を射殺するという事件が起きた。なんたる馬鹿らしさ。多少のお祭り騒ぎは人生に潤いを与えると思うし、私も結構、そういうのは好きではないが、人を殺すほど思い込みが強くなるのは馬鹿げている。こういう馬鹿な行動をしてしまう人間がいると、本当に白けてしまうし、お祭り騒ぎに水を差す。いっそのこと、国旗を掲げることや国歌斉唱をするなど、人々の愛国心を高めるような演出をやめたらどうだろうか。国のために闘うなどというが、国って一体何?ドイツのように民族も多様で、国土も幾たびとなく変容し、イデオロギーで国家が分裂するといった悲劇を体験した国であれば、その点をもっとしっかりと理解してもいい筈であろう。少なくとも優勝回数を競いあって、ちょっと侮辱を受けたからといって相手を殺めるような大したものではないであろう。もっとサッカーは崇高なものではないかと思うのである。ちょうど、『善き人のためのソナタ』を観た直後でもあるので、あんないい映画を制作できる国の人が一方でこんな愚行に走れるのかと思うとやるせないものを感じてしまうのである。
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