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ヘルシンキのユースホステルに泊まる [グローバルな問題]

ヘルシンキに学会で来ている。まあ、学会といっても大した発表をする訳でもなく、何こんなところにいるんだ、という自責の念のようなものを感じていたりもするのだが、論文が審査に通ったのでとことこと来ている訳である。ヘルシンキは三度目である。最初に来たのは15年前で、オタニエミ工科大学の寮に泊まった。この時はワークショップで来ていたこともあり、2週間くらいフィンランドに滞在していた。二度目は、結構記憶が朧気なのであるが、仕事で顧客と一緒に来ている筈である。しかし、何の仕事であったかは思い出せない。そして今回である。

学会が推薦した宿舎で一番、安いものを選んだら、ユースホステルであった。半年くらい前に何十年ぶりかにユースホステルに宿泊したら、またユースホステルである。その何十年前に泊まったユースホステルもここヘルシンキであった。ヘルシンキにてユースホステルというのは多少、意味がある。というのは、ヘルシンキは物価が高いからだ。今回もユースホステルではあるが1泊45ユーロくらいを取る。ユースホステルにしたら高い。それじゃ設備がいいのかというと決してそんなことはない。私などはサバイバル・ゲームのようなものを感じてしまっている。受付では、アメリカ人と思しき人が猛烈に文句を言っていた。やれ、インターネットに繋がらない、鍵の調子がおかしい、二度と泊まらない、などである。終いには、こんな宿は10ユーロが相当だ!とまで宣った。いや、フィンランドの45ユーロは他の国では10ユーロなんだけど、と突っ込みたい気持ちを抑える。本当、海外にいるとアメリカ人のバカさ加減が滑稽だよねえ。こんな恥ずかしげもなく文句を言う観光客もいないよねえ。日本人の観光客を小馬鹿にする日本人は多いが、明らかに日本人の観光客よりアメリカ人の観光客の方が恥ずかしいな、とヨーロッパにいると強く思ったりする。

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