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ポプラの木は美しいが、花粉は強烈だ [都市デザイン]

私が現在、住んでいる家のそばにホフ・ガーデンという素晴らしい公園がある。ウサギやリスなどもいて、ドイツの都市の自然環境の素晴らしさに感銘を受ける。このホフ・ガーデンを美しく彩るのがポプラの木々である。柔らかい黄緑色のまろやかな形をした葉は、なんともいえない優しい空間をつくりだす。私の大好きな木の一つである。

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ところがこのポプラの木の花粉が凄まじいことを知った。5月下旬頃、この公園を歩いたら、雪のようなものがふわふわと舞っていた。タンポポの種にしてはあまりにも多いな、と思っていたら、ポプラの花粉であった。積もるほど舞っている。さらに、このポプラの花粉は強烈な花粉症を引き起こすことが分かった。幸い、私はまだ症状が出ていないが、長女には出てしまった。私も最近は、この公園を歩くと鼻がむずむずしてしまう。

確かにポプラの木はその立ち姿も優雅で、木漏れ日も美しいが、ちょっとこの花粉だけは勘弁してもらいたい。日本の杉花粉は、林野行政の失政による人災であるが、このポプラ花粉もランドスケープ・アーキテクトのデザイン優先による人災かもしれない。人災による花粉症の問題は日本だけのものかもしれないと思っていたが、ここドイツでも似たようなことが起きているのかもしれない。


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