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連日、塩釜の寿司屋(亀喜寿司)へ行く [B級グルメ雑感]

宮城大学の講義が終わった後、昨日に続いて塩釜の寿司屋へ行く。昨晩、しらはたへ行ったが、インターネットで調べると、どうも塩釜で美味い寿司屋は、「しらはた」と「すし哲」と「亀喜寿司」の3つであることが推察された。その中でも、「亀喜寿司」は塩釜市民からの支持ナンバーワンとある。「しらはた」でさえ、あんなに美味しいのに、それを上回る美味しさなのか。というショックと、仙台に来る機会も当分ないかもしれないと思い、足を伸ばしたのである。ということで行きました、亀喜寿司。店内は相当広かったが、それにも関わらず行列ができていた。私の前に2グループが待っている。とはいえ10分も待たなかった。カウンターに座り、メニューを見る。「おまかせ」が5000円から3コースある。一番高いのは10000円である。昼にしては、結構の値段だ。昨晩の「しらはた」はご馳走していただいたので値段をはっきりと覚えていないが、確か3800円だったと思う。あの「しらはた」より高いとは、相当だなあ、と思ったが、今日は「しらはた」と比較するという意図もあったので、最安値の「おまかせ」の5000円コースを注文する。我ながら太っ腹である。

さて、最初は「松川鰈(かれい)」である。この地域で採れる鰈らしいが、これは絶品であった。おお!と声が思わずでる美味さだ。そして、「赤貝」。赤貝を出す時、板さんは「日本で一番美味い赤貝」と言った。本当かよ、寿司を知らないと思って適当なこといってんじゃないの、と心の中で言ったが、果たして本当にもしかしたら「日本一美味しい赤貝」かもしれない、という美味しさであった。一番、二番で連続三塁打という感じだ。そして三番は近海のマグロの「中とろ」。おお、これも美味い。口の中でとろけるようだ。昨日のトロも旨かったが、これも美味い。二塁打か。さて、そこで登場した四番は車エビである。これも美味しい。美味しいが、まあそんなに目玉が飛び出るほどではない。シングルヒットか。五番はさんま。さんまは世間的には打率240,本塁打8本という感じだと思われるが、塩釜のさんまはスラッガーである。この亀喜寿司でも強烈に美味しかった。しかし、昨晩のさんまの方がさらに美味しかったかもしれない。とはいえ、堂々の二塁打(昨晩のさんまは本塁打)。六番は北海道の厚岸の雲丹。地物が多い塩釜の寿司屋とすれば、いわば、外国人選手のようなものだ。しかし、わざわざ外国人を使うだけあってその実力は折り紙つきだ。またまた二塁打。七番は蟹入り卵焼き。とても美味しいが、卵焼きということで四球。八番は穴子焼き。たれではなく塩で食べる。ちょっとそこらへんのあなごと違う。これも相当イケル。二塁打。次は戻りいわし。そこそこ美味しいが、さんまの方が美味しかった。シングルヒット。さて、打者一巡しないで10番手はメジマグロの大トロ。これは三番の近海マグロの中トロをさらに上回る美味しさである。打者一掃の三塁打である。次は北寄貝。北寄貝は海臭いのであまり好きではないのだが、この北寄貝はまったくそういうことはなかった。これは相当、美味しい北寄貝である。個人的には得意ではないのだが、これは二塁打だ。意外な打者による長打である。そして次に出たのが蟹。なぜ、蟹なのか。ちょっと不明だ。ライトフライという感じでちょっとがっかり。最後はイクラ。これは悪くはないが、単打という感じか。怒濤の打者一巡のイニングも終盤か、と思うと終盤であった。これに締めは、ネギトロのしんこ巻き。これも美味しいことは美味しいが、個人的にネギトロはそんなに好きではない。そしてデザートに浦霞の吟醸酒の粕でつくったムースのようなものがでる。これは美味しかった。

さて、なかなか贅沢で美味しい寿司を食べることができた。「しらはた」と比べても遜色はない。とはいえ、3800円のしらはたのお任せには、鮑やシャコなどが含まれ、マグロ系も三品も出てきた。亀喜寿司は代わりに、戻りいわし、蟹、ネギトロなどが出されたが、5000円という値段を考えると「しらはた」に軍配が上がるか。特に私は、鮑が大好物なので、1200円余計に支払って鮑がなくなる、というのはちょっと納得ができない。逆なら納得いくが。とはいえ、「しらはた」、亀喜寿司、どちらも大変美味しい。寿司が本当に美味しい料理であるということを再確認させてくれる店である。


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