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東京電力のレトリックに騙されるな [原発問題]

日本経済新聞の記事によると、福島第一原子力発電所で2月7日に、放射性物質を含む水が漏れ出した。およそ水は5.5トン、放射性物質は220億ベクレルが漏れ出したそうだ。ちなみに飲料水だが、1キログラムあたりの規制基準値は10ベクレルなので、基準値に比べ400万倍という恐ろしい値が放出されたわけだ。もちろん、こんな水は飲む訳ないということだろうが、土壌にしみこんだ可能性があるとの指摘もあるので、今後の地下水とかは相当、汚染される可能性もある。井戸水とかは破滅的に危ないだろう。なんといっても400万倍だから!

さて、こんな危ない事故が起きたにもかかわらず、東京電力は「現時点で原発の外部への影響は確認されていない」と言っている。悪いけど、事故直後に影響は確認されていない、のではなく確認をできていない、というのが正しい言い方であろう。「現在、影響を確認中」と答えなくては不誠実である。また、クレームをした福島県に対して、東京電力の田南所長は「今回の事象を重く受け止めています。原因の分析や再発防止を徹底し、今回のようなことが二度と起こらないよう全力で取り組んでまいります」と述べたが、この「二度と起こらない」と何回も言い過ぎだ。もう、ほとんどオオカミ少年のレベルになっている。

こういうレトリックは本当に止めて欲しい。聞くたびに、そうでなくても低い東京電力の信頼がなくなる。というか、もう原発を安全に東京電力は管理運営できないことが明らかなので早いところ放棄してもらいたい。既にそうなりつつあるが、これはしっかりと対応しないと国際問題に本当になるぞ。中国や韓国は無視していいといい気になって考えていたりしているうちに、アメリカを怒らせることになることに早く気づいた方がいい。アメリカが怒ったら相当、厄介なことになる。

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