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志賀原発で変圧器の油漏れが相次いで発生 [原発問題]

能登半島地震で地震後、志賀原発の外部電源を受けるための変圧器の油漏れが相次いで発生した。普段とは別の系統の外部電源に切り替えて、使用済み核燃料は冷却中なので特に大きな問題は起きそうもないが、原発内の変圧器の故障ということで、原発の地震に対する脆弱性を改めて認識させることになっている。地震の影響の発表について、北陸電力は訂正を重ねている。怪しいなあ、なんか危ないんじゃないのか。
私はドイツに今、住んでいる。ドイツには稼働している原発はゼロである。それじゃあ、何でエネルギーを生産しているかというと自然エネルギーで50%以上をそれで賄っている。一部のアホはフランスの原発エネルギーを買っている、と言っていたりするが(以前、勤務していた大学の経済学者で風説だけでそう言い放っていた教員がいた。こんな教員に教わる学生は本当、可哀想で授業料を返してやりたい)、実態は自然エネルギーの依存率を年ごとに高めていることで対応しているのだ(変換期は原発エネルギーが安い時は購入していた時もあるし、今後もそういう時があり得ない訳ではないが、それが固定化している訳ではない。ドイツがフランスにエネルギーを売る場合もある)。原発を諦めたので、蓄電池の経済性が高まり、導入量が急拡大した。必要は発明の母なのである。
日本人は発明する力に優れていると思う。創意工夫とかも得意だ。一方で、濡れ手に粟みたいな既得権に固執するところもある。この性格によって、新しいチャンスを見損なう。
ほとんど地震がないドイツが原発を止めたのは、日本人でさえ管理ができない原発は、人類は管理できない、という本質を見抜いたからである。その原発事故で貴重な土地を放射能で汚染された日本人は、目先の既得利権を手放したくないがために原発を再稼働している。まあ、滅びる民族の発想で情けない。
そのような状況であるのに、某池田なんとかという経済評論家?は「馬鹿かどうかは、原発反対しているかどうかで分かる」と宣ったりしている。そもそも議論をせずに相手が馬鹿だと決めつけるというのは野蛮そのもので、その点は受け入れがたいが、敢えて「目には目で」、逆のことをここで主張したい。「馬鹿かどうかは、原発支持しているかどうかで分かる」と。どれだけ経産省か東京電力からお金をもらっているか分からないが、いい加減にしろよな。少なくとも馬鹿と決めつけるために議論するというのが民主主義国家の基本だろう。

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