『アンモナイトの目覚め』 [映画批評]
ケート・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンという演技力に優れた女優が主演の恋愛物語。ケート・ウィンスレットは『タイタニック』に出ていた頃とは随分と雰囲気が変わっていた。迫力のあるおばさんという感じだ。それに対して、シアーシャ・ローナンは華のある女性を見事に演じている。ストーリーはちょっと中途半端な感じであり、これはその後の展開を観客の想像に任せる、ということなのだろうが、こうすっきり感がしない。ストーリーというより、そのプロセスを見せることに重きを置いているのであろう。まあ、観ても後悔はしないが、敢えて観なくてはいけないような映画ではないと思う。