SSブログ

ジェフ・ベックについて、あれこれ考える [ロック音楽]

先日、ジェフ・ベックのことを持ち上げない記事を書いたが、自分の主張に自信がある訳ではない。ただ、自分がどうして、この世間と同調してジェフ・ベックこそ史上最高のロック・ギタリストと思えないのかは気になっている。自分がギターのセンスがないアホなのか、という疑いも常につきまとっている。

さて、ベックはいろいろと多くのミュージシャンと共演をしている。そこでは、私の好きなギタリストとも共演している。例えば、ビリー・ギボンズと彼の傑作「ラフ・ボーイ」をも共演しており、その動画もアップされている。

https://www.youtube.com/watch?v=SAcswymtQss

この動画をみると、私がなぜ、あまりベックを評価が出来ないかが比較的、よく分かる。ビリー・ギボンズは傑出したギタリストであると思っているが、その中でもこの「ラフ・ボーイ」のギターソロはその素晴らしさに比してあまり評価されていないと思う。ビリー・ギボンズはもちろん、アドリブではないので、奏でるメロディーは素晴らしい。ベックはアドリブなので、その点はなかなか難しいものがあるとは思うが、それでも彼のソロは、この曲の素晴らしさをあまり表現できていないと思えるのである。特にトリルを長く繰り返すところなどは、ちょっと苦し紛れのように私には聞こえてしまうのである。ここらへんは、ラリー・カールトンやスティーブ・ルカサーのようなメロディ・センスがベックにはあまりないからじゃないか、と疑わせるし、ビリー・ギボンズやサンタナのような情緒性も感じられないプレイをしていると思う。とはいえ、まあ圧倒的な存在感はあるのだが。

情緒性が感じられないなどと書いたが、El Becko, Where were you などの演奏の情緒性は凄まじいものがあるので、曲によっては感じられない、という表現がより適切であろう。まだ、いろいろと思考はしているし、「何を言ってるんだあ、たわけが」と怒られそうなことを書いているが、上記の「ラフ・ボーイ」の演奏に関しては、ちょっと私が言うことも100%無視するのは難しいことは理解してもらえるのではないだろうか。

nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0