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フィンランドはチップはいらない [地球探訪記]

海外に旅行して一番、困るのはチップである。アメリカはチップが義務化されている国である。チップを払わないことは、相当のことだ。サービスが相当、酷くても15%ではなくても10%はチップを払ったりする。それでさえ、ちょっと顰蹙だ。そういう国の経験をした日本人は、逆に海外はどこでもチップが必要だ、という強迫観念を覚える。その結果、『地球の歩き方』では、どこの国でもチップは必要、みたいに書いている。ただ、ヨーロッパではチップは国によって違う。ドイツは確かにちょっとチップを払う習慣がある。というか、例えば床屋は私が住んでいた頃だが19ユーロであり、ちょうど20ユーロ払うとお釣りはいらないよという感じで1ユーロのチップを払うようなシステムとなっている。タクシーもアメリカだと15%から20%だったりするが、ドイツは適当に1割ぐらい、余計に払えば大丈夫だ。
 一方、フランスはいらない。いや、高級なレストランとかだと違うだろうし、タクシーはしっかりと検証したことはないが、普通の定食屋レベルであればチップを払うと、むしろ変な奴だな、というような反応をされる。
 さて、そこでフィンランドである。フィンランドはもう知り合いのフィンランド人にストレートに尋ねた。結果、チップはない、とのこと。まったく無いに等しいそうだ。もちろん、あげてもいいが、それは普通ではないそうなので、日本のような感覚なのかもしれない。タクシーも13ユーロのところ14ユーロを払ったら1ユーロをお釣りで返そうとしたので、いやいやチップでいいですよ、と言ったら、ちょっとした驚きとともに喜んでもらえた。タクシーもチップを払わなくてもいい、ということであろう。
 

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