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菅総理の嘘(1) [菅政権]

菅総理が25日午前の衆院予算委員会集中審議で、政府の観光需要喚起策、GoToトラベル事業について立憲民主党の枝野氏の質問に次のように回答した。
「GoToトラベル事業の利用者4000万人のうち陽性者は180人にすぎない」
 さて、私はこの首相の回答を聞いて、この人はまったく信用できないペテン師なんだなということがよく分かった。彼の嘘がどこだか分かるであろうか?いや、すぐ分かるようなことなので敢えて書く必要はないでしょうが、逆に分かりやすいので敢えて書かせてもらう。
 それは、GoToトラベル事業の利用者の全員に検査をして、その結果、陽性者が180人でれば彼の言っていることは正しいが、そんな検査はしていない。実際、私もGoToトラベル事業を利用したが、そんな検査はしていない。まあ、私は発症していないのでおそらく陽性ではないだろうが、コロナの症状を出さない陽性者もいることを考えると、本当、よく平気でこんな無責任なことを言えるな、と逆に感心する。
 ちなみに日本のコロナウィルス感染者数は11月25日時点で135400。死亡者数は2000である。日本の人口は1億2000万人ぐらいであるから、感染者の割合は0.11%ぐらいだ。これに比して、菅さんの数字に依れば、GoToトラベル事業の利用者の感染者の割合は0.00045%となり、全国民と比べても200分の1の割合の低さとなる。つまり、GoToトラベル事業を利用した方が、200倍コロナに感染しなくなるということになる。
 GoToトラベル事業の利用者が11月時点で4000万人という全国民の三分の一に到達したというのは正直、驚きの数字で、その信憑性も極めて疑わしいが、菅さんはとても一国の総理大臣とは思えないぐらい適当に嘘を言い放つ人であることはよく分かった。こんな嘘は学級委員長でも許されない。
 ちなみに、このブログのタイトルは(1)と数字をつけたが、これは今後も菅首相は国民を馬鹿にした嘘をつくだろうと予測したからである。


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