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NBAのクリッパーズのコーチであるドック・リバースの心を揺さぶる発言 [トランプのアメリカ]

昨日(2020年8月25日)、ウィスコンシン州のケノーシャ市で、喧嘩の仲裁を止めようとした29歳男性ブレークさんが、警官二人に背後から至近距離で7回、ブレークさんの子供の目の前で撃たれた。ブレークさんは現在、瀕死の重体である。
 この事件でNBAのクリッパーズのコーチであるドック・リバースが発言をしたのだが、それが非常に心を揺さぶるような強烈なものであるので共有したい。
https://www.youtube.com/watch?v=8IrT-aR3-8o
ドック・リバースは、アメリカの人種差別問題に言及しているのだが、特に、先日の共和党大会でトランプ大統領が、主に白人層に有色人種の脅威を訴えたことについて、極めて鋭く批判している。白人より、黒人の方がはるかに白人によって殺されているのだ、我々(黒人)の方がはるかに恐怖とともに強制的に暮らしているのだ、というよく考えれば当たり前のことを主張している。日本人は被差別対象の有色人種であるにも関わらず、その自覚があまりなく、バナナ(表は黄色だが中は白)のような行動形態を取っているちょっとお間抜けさんが多く、だからトランプの非人間性とかも許容する人が多いと考察されるが、このドック・リバースの魂の叫びに傾聴するといいと思う。
また、多くのNBAファンも、スーパースターであるレブロン・ジェームズやステファン・カリー、そして引退はしたがチャールス・バークレイなどがなぜ、トランプに対して駄目出しをするのかについて、ちょっと考えるといいと思う。トランプを支持して、NBAのファンであることを両立させるのは、なかなか難しいことが見えてくると思う。なぜなら、NBAのプレイヤーの多くは被差別対象であるアフリカ系アメリカ人であるからだ。そして、なぜリバースが声を上げなくてはいけないか、というと、彼のようにリスペクトされるアフリカ系アメリカ人のコーチは少ないからだ。
 それにしても、日本人である私でも心に震えがくるような感動的なスピーチであった。流石、名コーチと尊敬される人は違う。

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