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正しい情報をフェイク・ニュースと批判してきたトランプを信じたアメリカ人はその命を危険に晒している。 [トランプのアメリカ]

命の危機に直面してきた時、重要なのは正しい情報である。嘘やフェイク・ニュースは、命を危険に晒す。嘘をつくことが罪であることの根拠である。さて、トランプ大統領は大の嘘つきである。もう、自分が嘘をついたかどうかも自覚がないほど、口からはいい加減な情報を垂れ流す。しかし、アメリカ人の30%強の人々は興味深いことに、この嘘にだまされ、トランプは素晴らしい人だと勘違いをして、大統領にしてしまうような投票行動を行った。
 嘘もたわいのないものだったり、命に関わらないことであれば、まあそれほど目くじらを立てなくてもいいかとも思う。ただ、その人の命が関わったりしたら別だ。
 トランプという世紀のペテン師の嘘を信じてきた人々は、まさに「コロナウィルスは大したことない。春になったら奇跡的にいなくなる」というトランプの言葉を信じ、コロナウィルスの拡大状況を報道するマス・メディアは皆、トランプを貶めるフェイク・ニュースだと勘違いし(これに関しては木村太郎というジャーナリストもそういう文脈で捉えていたので、アメリカ人だけを批判できないが)、結果、コロナウィルスの脅威を無視して、依然として教会のミサに参加したり、家族でのバーベキューや食事会を行っている。
 コロナウィルスの感染率は、その感染者一人が二人に移す。これはインフルエンザの1.3人より高い。まあ、そんなに差がないかなと思うかもしれない。ただ、この感染者が例えばだが、罹った翌日のみに二人にだけ移すと想定しよう。そうすると翌日は2人、二日後は4人、3日後は8人・・・と罹患者数が増えていく。最初は大したことがないかもしれないと思う。しかし、二週間後にこの数字は16384人になる。そして1ヶ月後には・・・なんと10億人を越える。1ヶ月も経たずに日本人、全員が罹患することになる。こういう数字を見ると、治療薬がない現状では、ソーシャル・ディスタンスしか、この拡大を阻止する術はない。
 そして、それをしないと、とんでもないパンデミックが起きてしまう。人々の命綱である正しい情報、そしてその情報伝達手段としては、世界でも相当まともなアメリカのマスコミをフェイク・ニュースとしたトランプを信じてしまった人々は、その綱を自ら切断してしまった。
 MSNBCのアリ・メルバーが、トランプを筆頭とするフェイク・ニュースがいかにコロナウィルスの偽情報でアメリカ人の命が危険に晒されているかを指摘している。このパンデミックで生き延びたいのであれば、正しい科学的情報をしっかりと入手し、命を守るように行動することである。
https://www.youtube.com/watch?v=j_XIF6JARCw

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