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宇宙団ライブ@下北沢ベースメント・バー(17/04/17) [宇宙団]

 宇宙団のライブを下北沢のベースメント・バーで観る。スタートは21時05分と聞いていたのだが、21時に着いたらもう1曲目は始まっていた。1曲目は「チャイナって」とかいう新曲である。これは曲名を聞いたが忘れてしまった。CDで聞き込めていないということもあるが、個人的にはそれほど思い入れがない。2曲目は「オンタイムディスコ」。この曲はノリがいいので個人的にも好きな曲だが、どうも今日はボーカルとベースとキーボードがずれている。リズム的にはドラムがしっかりしているので大丈夫なのだが、音が外れている感じ。望月の調子がよくないのかもしれない。3曲目は「ゲリラアリャマ」。これは、望月が中学時代につくった作品だが、キャッチーなメロディが秀逸なだけでなく、歌詞が凄い。というか、こんな感性の中学生、ちょっと怖い。椎名林檎か、おまえは、と突っ込みたくなる。とはいえ、改めてこの曲のクオリティが極めて高いことを知る。どうも1年半ぶりに演奏したそうだが、これが結果的にはこの日のハイライトであった。
 次の曲は、タイトルを知らない曲。そして、曲順がちょっと前後するかもしれないが「インベーダー」と「日本のヒーロー(曲名は間違っているかもしれません)」を演奏。二曲ともベースのテクニックが発揮されまくる曲であるが、今日は全般的にバンドの統一感が芳しくなかった印象を受ける。ドラムのリズム・キープがしっかりとしているのが救いで、本当、リズムはばっちりというのが宇宙団の強みであると思う。しかし、音程のズレを感じた。ベースが難しいことをしすぎているのか、そうではなく、そもそも和音が難しすぎて、私の耳がついていけないのか。ここは、一般大衆にアピールするには乗り越えなくてはいけない課題のような印象を受けた。そして、最後は無敵の「恋は宇宙」。「恋は宇宙」を演奏する望月は単純にロックンロール・アーティストとして格好いい。
 今回は宇宙団のライブは4回目であったが、その圧倒的な楽曲の魅力や望月のパーフォーマーとしての魅力は担保されてはいたが、バンドとしての相乗的な魅力の醸成には欠けていた。これはライブ会場が今ひとつであったのか、望月のボーカルが今ひとつであったのか、それとも私の体調(耳)が優れていなかったのかは不明であるが、ちょっとファンとしては気になる。
 ただ、若干、欲求不満であったのでトリのバンドを聴こうとしたが、そのあまりの拙さにすぐ帰ってしまった。何が悪いのか、というとドラムのシャープさ。宇宙団の機械のようなリズム・キープの後には、ちょっと聴くに堪えない。これは、本当、宇宙団というバンドの強みである。フリートウッド・マックをちょっと彷彿させるぐらいの(大袈裟でしょうが、ファンなので)リズム隊の素晴らしさが、いろいろと不調でもどうにか聴かせるクオリティを宇宙団は維持できている。そういうことを次のバンドのばたばたさで再確認した。そして、宇宙団でも感じたことではあるが、トリのバンドも和音がズレていた。いや、そもそもこの和音を合わせるということは、このライブハウスでは難しいのかもしれない。そういうことも気になった今日のライブであった。
 望月本人に許可をもらって写真を撮影したので、ここにそれをアップさせてもらう。

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タグ:宇宙団
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