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行列ができるコーヒー店、ブルーボトル・コーヒー店で並んでいる人は珈琲蒙昧であると思う [都市デザイン]

カサ・ブルータスのカフェ特集で、今、注目のカフェとの紹介記事があったので、清住白河のブルーボトル・コーヒーを訪れた。私は以前、カフェを短期間だが運営していたことがあるので、カフェに興味があるからだ。さて、場所は不便なところにある。門前仲町と清澄白河の中間だ。私は門前仲町から行った。10分弱という距離だ。日曜日の13時25分に着いたが長蛇の列で、珈琲にありつけたのは1時間後。その間、私は本を読んでいたのだが、何もすることもなかったら耐え難い時間であったであろう。さて、メニューはそれほどない。私は、ケニアのシングル・オリジンのホットとアイス・コーヒーを注文した。期待をしていたのだが、その期待は珈琲の淹れ方を観て落胆に変わった。その淹れ方からして、素人かバイトだというのが分かる。私が豆を買う珈琲屋(港区の高輪にある店や目黒区八雲にある店)の方がはるかにしっかりと丁寧に淹れている。というか、喫茶店でも都立大学の私が行く店の方がはるかに丁寧だ。そして、味は当然、これらの店の方が美味しい。確かにスタバよりは美味しいし、ドトールよりも美味しい。でも、ここより美味しい珈琲を出す喫茶店は東京には五万とある。しかも、ちょっとそちらの方が美味しいかもね、というレベルではなく、明らかに美味しい。何しろ、珈琲が薄いのだ。ゴボウ茶のようだ。珈琲のコクのようなものが全然、味わえない。ここのオーナーは日本の珈琲文化にとても敬意を持っていて、日本はアメリカ以上である(私に言わせれば、アメリカ以上ではなく、アメリカよりはるかに優れていると思うので、=も含む以上という言葉は不適切だと思うのだが、それは翻訳者のミスかもしれないのでスルーしておく)と述べている。その日本人が、こんな珈琲未開国で、ちょっと文化の香りのする店に殺到するという状況は滑稽だ。私は、珈琲を期待しているよりかは、社会学者的な視点でこの店に訪れる人を分析しようとして訪れたのだが、それでもここまで酷いとは思わなかった。ここの珈琲が美味しいと思っている人達は、珈琲蒙昧である。これを読んで不愉快になった人がいたら申し訳ないですが、並ぶ価値は本当にないと思います。ただ、カップルが凄く多くて、そして女性は美人がとても多かった。美人がこういう本質的ではない象徴だけの流行の店をつくっているのかなとも思ったりした。まあ、美人というのも本質的ではない象徴なので共通性があるのかもしれない。
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