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【ユタ州の国立公園縦断ツアー12】デス・バレー国立公園2(番外編) [地球探訪記]

 デス・バレー国立公園は13650平方キロメートルという東京都の6倍もの面積を擁する巨大な国立公園である。国立公園に指定されたのは1994年。新しい国立公園である。とはいえ、1933年には国定公園(National Monument)には指定されている。デス・バレーが国立公園に指定される以前は、イエローストーンが最古であり最大(ただしアラスカ州は除く)の国立公園であったのだが、現在ではデス・バレーが最大(ただしアラスカ州は除く)の国立公園である。
 さて、我々はデス・バレー・ジャンクションから190号で公園に入る。まず向かったのはダンテス・ビュー。ここは標高1669メートルの展望台であり、デス・バレーとその向こうにあるパナミント・レンジを眺めることができる。デス・バレーはアメリカで最低地点であるバッド・ウォーター(—86メートル)があるのだが、それもここからは展望できる。まさに絶景と形容される素晴らしい展望。ちょっとした寄り道ではあるが、その価値は十分にある。
 さて、その後、ザブリスキー・ポイントを訪れる。ここは同名のピンクフロイドのサントラの映画で有名だが、なんかウルトラセブンの怪獣の角を彷彿させる突起した岩が印象的な場所だ。
 次に訪れたのは、アーティスト・パレットというちょっとした観光ドライブ・ルートである。ここの岩の色は、まさに名前のように絵の具をぶちまけたパレットのようで大変、印象深い。また、このドライブ・ルートは道幅がせまく、アップダウンも激しく、なんかディズニーランドのビッグサンダー・マウンテンに乗っているような感じで楽しい。
 そしてヴィジターセンターのあるファーネス・クリークにて昼食を取る。ここは、ちょっとした村のような感じで、ホテルをはじめとした観光施設が充実している。我々は先を急ぐので、食事をしただけで去ったが、なかなか滞在したら(冬の話であるが)面白そうなところであった。ところで、ここには結構、多くの日本人が来ており、なぜデス・バレーとも思ったが、もしかしたらラスベガス観光のオプショナル・ツアーなのかもしれない。日本からわざわざこの辺鄙な秘境にくる必要はまったくないと私は思う。雄大であり、日本では決してみられない光景であるかもしれないが、それでもグランド・キャニオン、ザイオンに比べると観光地としては大きく見劣りすると思われる。グランド・キャニオンに5回行って、デス・バレー1回くらいのペースでいいかと思う。ザイオン3回でデス・バレー1回くらいといった程度の観光地であると思う。
 ファーネス・クリークを出て、途中、デヴィルス・コーンフィルドと砂丘を観て、先を急ぐ。−86メートルという低地から、いきなり1500メートルを越す峠を越える。なかなか凄まじいアップダウンだ。
 デスバレー国立公園を過ぎると、ロスアンジェルスの水源となったオーウェンズ湖を左にみながら車を走らせ、48州で最高地点であるホウィットニー山の麓にあるローンパインに着く。ここで今日二度目のガソリンを入れて、395号を北に進む。日が暮れるまで走らせようという考えで飛ばしたら、レークタホの東にあるミンデンにまでたどり着くことができた。ここで泊まる。

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(ダンテス・ビューからファーネス・クリーク方面(北)を展望する)

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(ダンテス・ビューからテレスコープ山方面(西)を展望する)

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(ザブリスキー・ポイント)

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(アーティスト・パレット)

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(砂丘)

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(デビルス・コーンフィルド)

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(ファーネス・クリーク)

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(ファーネス・クリークからバッド・ウォーターへ行く道路。ひたすらまっすぐ)
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