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【ユタ州の国立公園縦断ツアー11】デス・バレー国立公園1(番外編) [地球探訪記]

 ユタ州にある5つすべての国立公園を巡るツアーは、ソルトレーク・シティを出発してプライス、モアブ、ブライス・キャニオン、ラスベガスと4泊し、その間の3日ですべて踏破することができた。1日目はアーチス、2日目はキャニオンランズ国立公園、キャピトル・リーフ国立公園、ブライス・キャニオン国立公園、3日目はブライス・キャニオン国立公園を再訪し、ザイオン国立公園をめぐり、ラスベガスまで走ってきた。 
 さて、帰国の飛行機はサンフランシスコ発なので、これからサンフランシスコまで行かなくてはならない。ルートは二つ。一つは15号を西に向かいバーストーで降りて、ベーカースフィールドまでシエラネバダ山脈の南端を通り抜け、ベーカースフィールドから5号でひたすら北上してサンフランシスコまで向かう最短コースである。これは、幾つかオプショナル的な寄り道ルートがあり、99号で北上してもいいし、またベーカースフィールドからさらに西に行って101号を北上してもいい。1号という案もあるが、これはあまりにも道路がワインディングしているので現実的ではない。まあ、101号だとサンルイスオビスポやサリナスといったちょっと興味深い町を通るので、そこらへんに宿泊してもいいだろう。
 もう一つのルートはラスベガスからデス・バレーを横断するルートを取って395号にまで行き、そこから北上して50号でシエラネバダ山脈を越えてサクラメント経由でサンフランシスコに行くというものだ。シエラネバダ山脈を越える前、カーソン・シティやミンデン、そこまで行けなくてもリーヴァイニングやブリッジポートで宿泊するというルートである。こちらの方が時間も距離もかかるうえ、シエラネバダ山脈越えをしないといけない。雪が降ったりしたら相当、面倒くさい。
 とはいえ、15号を南下するコースは本当に何もない。この何もなさは一度、体験すれば十分だ。バーストーからベーカースフィールドへ横断するコースも、風力発電機が多く立地して、つまらないとはいえないが、それほど楽しくもない。これも敢えて二回行きたいとは思わないルートだ。それに比して、デス・バレーのルートは、デス・バレーはもちろん魅力的ではあるが、それだけでなく395に出れば48州で最も標高の高いフィットニー山をはじめ、モノ・レーク、レーク・タホといった風光明媚なランドスケープの中を走っていく。ドライブをするのであれば圧倒的にこちらであろう、ということでこのコースを選択する。
 さて、この日も朝早く、朝焼け前にホテルを出て、95号をまっすぐデス・バレーに向かう。途中、インディアン・スプリングスという町でガソリンを入れようと思っていたら、ガソリン・スタンドの機械が壊れていた。まだ早朝なので無人だ。これは大変だと、ラスベガスまで戻ることさえ考えたが、それも悔しいのでそのままデス・バレーに向かう。どうにかデス・バレーにまではいけるぐらいのガソリンは残っている。とりあえず95号からデス・バレーに向かう分岐点のアマルゴサ・ヴァレーにガソリンスタンドがあることを期待する。
 さて、果たしてこのアマルゴサ・ヴァレーにはガソリンスタンドがあった。ほっと胸をなで下ろす。このガソリンスタンドはエリア51、エイリアン・センターという店舗が経営していた。そうか、ここがエリア51なのか。UFOがしょっちゅう目撃されるという地区である。ちなみに、この店舗の隣は売春宿であった。エイリアン・センターの店番もちょっと昔も、下手したら現在でも、売春婦のようなニオイがぷんぷんする妙齢のおばさんであった。さすがネバダ、凄いな。と思いつつ、どんな人がこの売春宿を訪れるのだろうか、ちょっと不思議。意外と宇宙人が化けていて、そのままさらわれたり、人体実験されたりして。
 とりあえずガソリンスタンドを入れることができたので、元気にデスバレーへと向かう。

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(エリア51、エイリアン・センターという店舗)

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(その隣にある売春宿)

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(ガソリンスタンドにある珍妙なるちらし。「宇宙人に注意。売春宿とバー」・・なんじゃこりゃ)
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