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殺人都市カラカスで50年間殺されずに生き延びる確率 [サステイナブルな問題]

カラカスの年間殺人件数は10万人あたり134人である。これは100人あたりでみると0.134人であり、毎年746人に1人が殺される計算になる。カラカスに住んでいる人のサバイバル率はどのように計算できるのであろうか。

1年目に殺される確率は0.134%である。生き残る確率は99.87%だ。
2年目に殺される確率も0.134%である。2年目まで生き残る確率は99.73%だ。
このように計算していくと、10年目まで生き残る確率は98.53%。68人に1人ぐらいの割合で10年以内に人が殺されるということだ。

20年目まで生き残る確率は97.19%。これは、36人に1人ぐらいの割合で人が死ぬということだ。中学の同窓会を35歳の時に行うと、まず1人が殺されているという計算だ。

30年目まで生き残る確率は95.85%。これは、24人に1人ぐらいの割合で人が死ぬということだ。相当、高い。

40年目まで生き残る確率は94. 5%。これだと殺されているのは、18人に1人という割合だ。

さらに50年目まで生き残る確率は93.17%。これだと15人に1人という割合だ。カラカスで50年間、殺されずに生き延びられるというのは、結構、大変なことであることを知る。

できれば住みたくない。ちなみに、アメリカで一番、治安の悪いデトロイトで殺人に50年間合わずに生き残れる確率は97.45%。これだと、50年以内に殺されるのは39人に1人という割合で、カラカスより遙かに安全だ。ちなみに日本は、殺人件数が少なく、10万人当たり1.10。これは殺人に50年間合わずに生き残れる確率は99.95%という高率になり、50年以内に殺されるのは2000人に1人という割合になる。15人に1人と比べると偉い違いである。

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