SSブログ

ドイツの電力会社は日本人が嫌い!? [原発問題]

 ドイツの大手電力会社は脱原発を止めたことを、福島の原発事故後に撤回したことで多大なる損失を出してしまった。それへの怨恨は、どうも日本そして日本人に向けられているようだ。「日本人の馬鹿が、しっかりと原発を管理できずに事故を起こしたせいで、我々がとばっちりを受けてしまった。日本人の馬鹿野郎」という気分であるようだ。実際、ドイツの大手電力会社は日本人からの視察要求などには対応しないという厳しい態度に出ているようである。
 一方で、日本はこのようにドイツの脱原発を促進させているにも関わらず、自国では適当に原発を再稼働したりして、反原発のドイツ世論にもちょっと何なんだよ、とも思われているようだ。ということで日本の原発への優柔不断な対応によって、どうも大顰蹙を買っているようなのだ。
 さて、ドイツはヨーロッパ諸国でも最も親日であると考えられるが、そのドイツでさえ、このような状況であるので日本の国際的状況は相当厳しいものになっていると思われる。国際的な調整が求められる領土問題について、韓国、中国が強気で責め立てているのは、このような日本の国際的な立ち位置が悪くなっているという背景があるとも思われる。
 原発事故が起きてしまったことはもう取り返しはつかないが、せめて、日本のこの大失態に対して、国際的にもしっかりと誠意をもって対応するという姿勢を示さないと、本当にどんどんと孤立化が進むのではないかと危惧してしまう。どうも政府もマスコミも、国民は馬鹿だと思ってなめた対応をしていても大丈夫だと考えているようだが、国際世論はそうはいかない。この点を、相変わらずの島国根性で、国際的なKY状況を続けていると本当にとんでもない事態になってしまうのではないかと心配である。

nice!(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1