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ドイツでは日本の原発反対のデモが行われている [原発問題]

 ドイツでは日本の原発反対のデモが行われているそうだ。ベルリンを始めとして各地で行われているようだ。ドイツで日本の原発反対デモを行っても、ほとんど日本の政策には影響を及ぼさない。しかし、どうしても自分達の主張を示したいのでデモを行っているようなのだ。さて、このようなデモが展開していることからも推察されるように、ドイツの日本への不信感、フラストレーションは相当高いものとなっている。まあ、ドイツ人が他国のことにお節介をするな、と日本人が思うようになるのも分からなくもないが、ヨーロッパで随一の親日国であるドイツから不信感、そして場合によっては嫌悪感を持たれつつあるという危機意識はもっと日本人は持った方がいいと思う。例えば、このブログでも以前書いたが、アメリカ人などは、日本は、脱原発できず、原発処理ができないのでアメリカ人が支配するべきだ、というようなエッセイを書いていたりする。ドイツ人はまだそこまでは言っていないし、そこまでは日本を馬鹿にしてはいない。とはいえ、ドイツの原発推進派は「日本人の馬鹿野郎」といった気分だし、ドイツの原発反対派は「何、再稼働してるんだ、馬鹿野郎」といった気分になっているという印象を受ける。ドイツ人のデモも、日本への愛情ゆえのデモと捉えられなくもないし、私のような立場だと心強いものがあるが、いや、それにしても、このまま原発再稼働に進んでいると、本当にヨーロッパからは総スカンを食らいそうな気がする。もっとも、親日的で日本への理解があるドイツが、日本にほとほと呆れ果てた時、日本は本当に孤立していくのではないか、と危惧する。既に、そのような国際的な孤立状況を突いて、中国、韓国が領土問題を提起し始めているとも捉えられる。本当、どうして、このような国際的な視点をもって、自国のことを捉えられないのか。私には不思議でしょうがない。

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