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大津京駅まわりのあまりの空間デザインの悪さに唖然とする [都市デザイン]

JR湖西線の大津京駅で降りた。駅の周辺の都市デザインがあまりにメチャクチャで、混乱した状況なので唖然とした。計画的にぐしゃぐしゃにしようとしても、ここまで悪くすることは出来ないのではないか、というほどの混沌状態である。高さはまったくでこぼこで統一されていない、建築線も合わさっていない。建物のスケールもまったく調和されていない。レゴでいえば、幼児用の大きなブロックと小学生ぐらいの年齢を対象とした細かいブロックとでつくったようなスケールが違う建物が林立している。しかも、レゴなら、それでもデザイン的な統一性があるが、ここ大津京ではそのような統一性もない。そして、東京や大阪の繁華街のような猥雑性というアーバニティもなく、その感覚は徹底したサバーバンなのである。しっかりしているのは道路だけなのだが、それがさらに人間性をこの空間から喪失させている。

このような醜い都市的景観が、大津京という日本にとっても重要な空間のそばにおいて現出することに、この国には将来がないのではないか、という漠然たる不安を覚えさせる。

タグ:大津京
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