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横浜のジャズ・フェスティバルを訪れ、何でどこもかしこもジャズ・フェスティバルなのだろうと考える [地域興し]

横浜ではジャズ・フェスティバルが開催されている。日本最大級のジャズ・フェスティバルであるそうだ。さて、ジャズ・フェスティバルはなかなかいい試みだと思うし、嫌いではない。街中に音楽と人が溢れて、なんかいい感じだ。しかし、である。どうして、どこもかしこもジャズ・フェスティバルなのだろうか。お茶の水でも阿佐ヶ谷でも、仙台でも、もうどこもかしこもジャズ・フェスティバルである。日本人が皆、ジャズが好きであるならそれはそれでいい。しかし、ジャズのCDは売れないし、ジャズ・バーの多くはもう経営破綻の一歩手前のような状況だ。まあ、ジャズ・ファン層を拡大させるためのマーケティング活動であるとして捉えることもできるかもしれないが、実際は、どこかが(例えば阿佐ヶ谷だろうか)成功したから、猫も杓子もジャズ・フェスティバルというのが実態なのではないだろうか。

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オランダのハーレムを訪れた時、たまたま偶然であったが、プログレ・ロック・フェスティバルが開催されていた。無料で会場に入場できた。そこでは、おそらく地元の素人のおじさんプログレ・バンドが演奏をしていたのだが、私は猛烈に感動したのを覚えている。何もジャズだけが町興しの音楽ジャンルではないであろう。もっと創造的であるべきである。その創造的な思考プロセスがなければ、人は一時期は集められてもすぐ飽きられてしまうだろうし、その町にも何か財産となるようなものが蓄積されることもないと思われる。

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