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ブルックリンのフルトン・ストリートを訪れる [グローバルな問題]

ブルックリンのフルトン・ストリートをニューヨーク市立大学の先生達と視察に訪れる。ベッドフォード・スタイヴェサントという地区にあり、地下鉄のフルトン・ストリートを中心に伸びる商店街である。ここは、基本的にアフリカ系アメリカ人の地区であるが、最近ジェントリフィケーションが進行している。

さて、実際そこを歩いていて驚いたのは、まさにアフリカ系アメリカ人だらけであったことである。ほとんど白人はみなかったが、アジア系も南アジア(インド人、パキスタン人)の人ぐらいしか見かけなかった。店舗はマクドナルドやサブウェイといったファストフード店もあったが、セネガル料理店やハラルの中華料理店など風変わりのレストラン、そして多くのアパレル店があった。これらのアパレル店は極めて安く、3点で5ドルとかいうものが多かった。興味深いのは、黒人でも最近、アメリカに移民してきたばかりの人達が多くいることで、それらは服装で分かる。なぜなら、アフリカのような服装を着ているためであり、これらの服装を売っている店まである。アメリカ生まれの人は着ないのか、と聞くと着ないとのことであった。彼らは英語がしゃべれない場合がほとんどで、教養があればフランス語を多少しゃべるそうだ。

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(アフリカと同じような服装で身を飾る女性)

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(なんとイスラム教徒も食べられるようにハラルされた中華料理屋まである。ハラルしたら中華料理ではもはやないのではという考えは偏狭に過ぎるか?)

最近のアメリカへの移民というと、どうも東アジア系もしくは東南アジア系、ロシアなどのヨーロッパ系などを意識してしまっていたが、当たり前であるがアフリカからの移民も多くいるわけである。ということをフルトン・ストリートを訪れて知る。

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