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マカッサルで傘貸し屋に出会う [地球探訪記]

マカッサルでホテルのそばの魚屋に夕食をしに行く。さて、途中で盥をひっくり返したような土砂降りとなった。しょうがないので、しばらく店で待っていたが、ちょっと小降りになったところを見計らって店を出た。すると、いきなり傘を差し出してくる若者。有り難い。もしかして、店のサービスかと思ったら、そばにいたおっちゃんに声を掛けて、おっちゃんは手にした傘を我々に与えてくる。なんだなんだ、と思いつつ、まあ渡りに船、みたいな気分でその傘を受け取ると、最初に傘を差しだしてきた若者が我々についてくる。ここで、これは傘のレンタルであるということを察する。要するに居酒屋で酔っぱらった時に使う代行運転のようなものかと解釈する。幾ら取られるか分からないが、まあ、便利だからいいか。と思いつつ、ウィリングネス・トゥ・ペイ(Willingness to Pay)という言葉が頭に浮かぶ。

ホテルは5分ほどで着いた。案の定、彼は我々が使っている傘を渡せと仕草をし、私と一緒に食事をしていた仕事仲間は10000ルピアを支払う。100円ちょっとだ。傘の原価を考えると高いかもしれないが、ウィリングネス・トゥ・ペイだと50円くらいか(二人で100円)。とはいえ、ちょっと癪だったので写真を撮らせてもらう。下の写真がマカッサルの傘貸し屋の青年の写真である。しかし、いろんな商売を考えるものだ!

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タグ:マカッサル
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