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ジル・ジョーダン [サステイナブルな問題]

今日はマレーニに来ている。マレーニはコミュニティ主体の生活協同組合、地域通貨、信用組合で有名であるのだが、これらを設立するのに獅子奮迅の活躍をしたジル・ジョーダンに取材をした。彼女はまったく似ていない姉を連れてきたので、二人に取材するというカタチになった。ジルはどうも口癖がヤップ、ヤップというもので、これは映画マースアタックの火星人の口癖と似ていたので、非常に気になったが、取材の内容は充実したものであった。サステイナブル・コミュニティはソフトが重要であるとは、皆が指摘している点であるが、マレーニはハード面ではとりたてて取り上げることはないが、ソフト面では極めてしっかりしており感心した。特に地域通貨は優れている。以前、早稲田の地域通貨の話を聞いたことがあるのだが、アトムが印刷された地域通貨がヤフー・オークションで高値で売買されていることや現金との換金性があることに、地域通貨に疎い私でもおかしいと思い、指摘したことがあるのだが、ジルにこの話をしたら、それはまったく地域通貨のことを理解していないと糾弾した。通常の通貨と換金性を持つことは勿論のこと、通貨を持つということこそ地域通貨を理解していないと指摘した。マレーニの地域通貨は、信用取引で、それはスーパーの紙袋でも何でもいいそうなのである。通貨にすると、通貨の発行量によって規定されてしまい、規模が拡張できないからだということである。ふうむ、なるほど。いろいろと勉強になった。この話は、おそらく近々本にて出版されますので、関心がある方は楽しみにして下さい。このブログでも発表したいと思います。


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