日本凄いぞ! [グローバルな問題]
今日は、病院の会計処理で感動的な対応を体験した。私の通う大学病院では、精算は5つの機械によって実施されているのだが、私がその空きを待っていたらマニュアルの会計の受付をしていた人が、こちらでもやれますからと言って精算処理をしてくれた。これは、もう99.99%ドイツでは体験できないことだ。むしろ、対応している人がいないので、この受付に行っても、機械の列に並べと言うであろう。逆に、そのような機械でもできるサービスを代わりにしたら、他の同僚から非難を受けるような気がする。余計な仕事を増やすな!と。本当、日本は消費者がサービスのよさによって豊かさを享受できている。しかし、このサービスの良さに対して対価を支払っていないので、これはGDPにはまったく反映されないのですよね。すべて消費者余剰となっている。結果、サービス産業の生産性が低くなってしまっているのですが、それをもってして問題だとか言っている経済学者はおかしいと思います。サービスが悪いからサービス産業の生産性が低いのではなく、真逆です。そして、その便益は無償で消費者が得ている。経済指標が必ずしも、その豊かさを反映させてないというのは、ちょっと前の日本がまさにその例かと思います。
日本、凄いかも [その他]
明日の打ち合わせに名刺がない。これは持っていた名刺をすべてドイツで配ってしまったためである。京都の大学に行けば、研究室にはあるが、それを取りに行くのはあまりにもアホらしい。ということで、朝7時30分頃に東銀座にある印刷サービス会社にイラストレーターで原稿を提出。昼から銀座での打ち合わせをして、その後、教授会があるので銀座のレンタルオフィスからオンラインで出席し、18時頃に終了したので、この印刷サービス会社に名刺を取りに行く。しっかりとできていた。これで明日の打ち合わせも恥をかかずに済みます。凄いぞ、日本。欧州からすればミラクルとしかいいようがないでしょう。逆立ちしてもできないと思う。
トランプの討論会での「猫・犬のペットを食べているハイチ難民」発言の真の意図 [トランプのアメリカ]
先日、トランプとハリスの討論会が行われた。ハリスの圧勝で、スラム・ダンク的な内容であったが、世論調査ではハリスが勝ったと思った人は63%。トランプが勝ったと思った人が37%もいたというのは、もう本当に驚きだ。なんかアメリカ人の1/3以上は根源的に頭が相当、悪いのではないかと思ったりさせられる。
まあ、それはともかく、この討論会での最も注目されたトランプの発言は、オハイオ州のスプリングフィールドでハイチ難民達が住民のペットの犬や猫をさらって食べている、という発言である。司会のファクト・チェックで、そのようなニュースの根拠はまったくない、とスプリングフィールド市長の発言まで紹介したが、トランプは「テレビで報道されていたから本当だ」(実際はそんな報道もない)と主張した。日頃、テレビはフェイク・ニュースと言ってるのに、こういう時はテレビ報道を主張の根拠としたのは、もう失笑するしかないし、もうアメリカの多くのニュース番組も、トランプは認知症に遂になったのか、みたいな紹介の仕方をしていたが、この発言にはもっと酷い悪意が含有されている。
というのも、私もこの発言をするまで知らなかったオハイオ州のスプリングフィールド市であるが、調べると、その25%近くがハイチ難民(移民ではなく、難民・・・ここ重要なので間違いないよう)であることが分かった。そして、多くがハイチの政治的混乱から亡命した人々であるから、アメリカ合衆国に移って4年ぐらいしか経っていない。私も驚いたが、その自治体の人口の1/4が難民である町があるのは、多くのアメリカ人にとっても衝撃であったかと思う。そして、これらのハイチ難民は、人口減少してるオハイオ州の片田舎の町にとっては経済的には相当のブーストをもたらしたにも関わらず、多くの人種差別的な人々にとっては、文化的衝突、移民(本当は難民だが、おそらくトランプ支持者の多くはその違いも分からない)による仕事の強奪、といった文脈で、スプリングフィールドを見るであろう。ということで、トランプのこのアホ発言は、スプリングフィールドという難民が25%もの人口を占める自治体がアメリカ合衆国にあって、そこでは難民と地元民との大きな対立があるという嘘の情報を広めて、人々の移民への危機感を煽るという目的があった、と考えるのが正しいのではないかと考える。実際、MAGAの人々はスプリングフィールド市の学校の爆破予告を早速、したりしている。というか、なんで学校の爆破に繋がるのか分からないが、このようにMAGAの人々の怒りのタネを振りまくことが真の意図であるかと思われる。
まあ、それはともかく、この討論会での最も注目されたトランプの発言は、オハイオ州のスプリングフィールドでハイチ難民達が住民のペットの犬や猫をさらって食べている、という発言である。司会のファクト・チェックで、そのようなニュースの根拠はまったくない、とスプリングフィールド市長の発言まで紹介したが、トランプは「テレビで報道されていたから本当だ」(実際はそんな報道もない)と主張した。日頃、テレビはフェイク・ニュースと言ってるのに、こういう時はテレビ報道を主張の根拠としたのは、もう失笑するしかないし、もうアメリカの多くのニュース番組も、トランプは認知症に遂になったのか、みたいな紹介の仕方をしていたが、この発言にはもっと酷い悪意が含有されている。
というのも、私もこの発言をするまで知らなかったオハイオ州のスプリングフィールド市であるが、調べると、その25%近くがハイチ難民(移民ではなく、難民・・・ここ重要なので間違いないよう)であることが分かった。そして、多くがハイチの政治的混乱から亡命した人々であるから、アメリカ合衆国に移って4年ぐらいしか経っていない。私も驚いたが、その自治体の人口の1/4が難民である町があるのは、多くのアメリカ人にとっても衝撃であったかと思う。そして、これらのハイチ難民は、人口減少してるオハイオ州の片田舎の町にとっては経済的には相当のブーストをもたらしたにも関わらず、多くの人種差別的な人々にとっては、文化的衝突、移民(本当は難民だが、おそらくトランプ支持者の多くはその違いも分からない)による仕事の強奪、といった文脈で、スプリングフィールドを見るであろう。ということで、トランプのこのアホ発言は、スプリングフィールドという難民が25%もの人口を占める自治体がアメリカ合衆国にあって、そこでは難民と地元民との大きな対立があるという嘘の情報を広めて、人々の移民への危機感を煽るという目的があった、と考えるのが正しいのではないかと考える。実際、MAGAの人々はスプリングフィールド市の学校の爆破予告を早速、したりしている。というか、なんで学校の爆破に繋がるのか分からないが、このようにMAGAの人々の怒りのタネを振りまくことが真の意図であるかと思われる。
日本はドイツと比べると、もう仕事の効率は10倍ぐらいで進ませることができる [その他]
日本に戻っていろいろと仕事をこなす。メイルのやり取りでどんどん仕事が消化されていく。今日は出版社、税理士、自動車の修理、実家のテナントとの契約、実家のリフォーム相談、明後日の打ち合わせの確認等を行ったのだが、これらすべてに関して、メイルでの問い合わせに対して即に近いリスポンスで返事をもらい、仕事がどんどんと消化されていく。まったくストレスを感じない。Well Oiled Machine のような感じで快適だ。ドイツと比べると効率は2倍とか3倍とかいうオーダーではなく、10倍といった桁で違うと思う。この凄さはしっかりと自覚した方がいい。あとは、この効率の良さをいかに社会にとって有益な価値の創造に繋げることかな。
日本はなかなか住み心地のいい国かもしれない [地球探訪記]
日本に戻ってきました。まず、最初の印象は蒸し暑い!そして、生まれて初めて通関で税金を払ったのですが、なんとワイン1本が100円で済みました。ドイツでは2000円の日本酒で15000円ぐらい(90ユーロ)の税金を取られたりしたので、ちょっと恐れていたのですが随分と安くて驚きました。あと、通関の人が荷物を代わりに運んでくれたのは本当、驚きましたね。公務員なのに、なんでサービスをしてくれるんだ。また、荷物が大量にあるのでタクシーで帰ったのですが、タクシーの運転手の対応が本当に丁寧で、これも一年ぶりだと感動しました。日本はダメだ、ダメだと日本人は自虐的に言っていますが、いやはや、実は相当暮らしやすい国かなと思います。確かにタクシーの車窓からの街並みは醜悪で、これはウィーンやパリといった古都は勿論のこと、ベルリンのような都市と比べても劣るかもしれないけど住みやすい国かも。まあ、スタイルが今ひとつで美貌麗しくはないけど、性格が正直で少なくとも表向きは優しい女性のような感じでしょうか。性格が悪いベルリンに一年と住んでいたので、とりあえずとてもホッとしている自分がいます。