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ドイツのローレライで開催されたプログフェスト2024に行く:三日目(3) [ロック音楽]

プログフェスト2024の最終日は、お昼はちょっとマルクスブルク城まで足を延ばした。マルクスブルク城は800年の歴史をもち、ライン地方では中世の名残を今に伝える唯一のお城である。その理由はしっかりと調べてないが、とてつもなく急峻な山の上に立っているからではないだろうか。本気で兵糧攻めなどをする執念がなければ、なかなかこのお城を攻めることは大変なのではないかと思われる。さて、この日は16時頃会場に着く。若干、寝不足が続いていたので、この日は芝生に横になって演奏を聴きながら仮眠を取る。そして、フラワー・キングから真剣に前の方に移動して観るようにした。フラワー・キングはキーボードのミディの不具合で演奏開始が30分ほど遅れて、結局、30分間ほど演奏時間が短縮された。しかし、本番でプロでもこんなことが起きるのか、と驚く。フラワー・キングといったらスウェーデン・プログレの雄かと思うのだが、しかし、本番直前で音が出なくなるとは。結局、キーボードを交換して演奏を開始したので、キーボードの方に問題があったということか。次のスティーブ・ロザリー・バンドは最初の数曲を除くと、ほぼマリリオンの代表曲を演奏した。いきなりケイリーを演奏した時は、それほどマリリオンのファンではない私でも興奮した。前日のスティーブ・ハケット・バンドと同様に昔のバンドの代表曲を現在に再現するというコンセプト。マリリオン・ファンにとっては堪らないだろう。そして、大トリのビッグ・ビッグ・トレインであるが、期待をしていたのだが、非常に今ひとつな印象。まず、ボーカルのピッチがずれている。しかも、コーラスが多用されるので目立つ。加てえて、ドラムとベースが合っていない。同行していたスーパー・ギタリストも同様の意見で、雨が降ってきたこともあって途中で帰路につく。雨はその後、酷くなり、早めに退却してよかった。最後のビッグ・ビッグ・トレインが今ひとつだったのは残念であったが、それでも全般的には極めて貴重なプログフェスの3日間であった。私のプログレシッブ・ロックのリテラシーは大きく高まったと思われる。

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【フラワー・キングは機材の故障もあり、ステージ上でメンバーが対策をしているところ。プロでもこういうことはあるんだな】

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【スティーブ・ロザリー・バンド。ロック・ミュージシャンらしくない風貌のメンツが揃っているが、その演奏レベルはさすがの一言】

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