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ニュルンベルクでレンタカーをしようとして、とんでもない目に遭う [ドイツ便り]

ドイツのニュルンベルクでレンタカーをすることにした。それで、その前日、レンタカーの予約をネットでした。ヨーロッパレンタカーだ。てっきり、駅に営業所があると思っていたら無いことが分かった。10時にピックアップしろ、とメイルに書いていて、その場所は駅前の道路だ。これは道路で拾うということか、と思い10分前から待っていたのだが時間になってもなかなか現れない。それっぽい車に声がけしたりしたが、変な奴扱いされたりした(当たり前か)。
 それでしょうがなくカスタマーセンターに電話をしたのだが、駅の駐車場に行くと箱があって、そこから鍵を取れ、と言われる。それで、駐車場に行くとそのような箱は一切見つからない。そこでまたかけると、ここに電話しろ、と言われて電話をしたらそれはハンブルクのカスタマー・センターで「なんでニュルンベルクのことでハンブルクに電話してくるんだ」、と逆ギレされた。また、電話をすると、こんどは「地元の事務所に転送するから」と言われたが、案の定、転送した電話先は「ただいま、混み合っているので電話は取れません」攻撃であった。次に電話をすると、「ドイツ鉄道の窓口で取ってこい」と言われる。なんでドイツ鉄道なのか、そういう契約を結んでいるのかと思って、ドイツ鉄道の窓口で並ぶと「そんなことする訳ないだろう」みたいなことを言ってくる。ヨーロッパカーのカスタマーセンターに連絡しろ、と言われたので、何回もしてるんだけど、と言って、代わりに電話に出てくれ、とお願いしたのだが断られた。次に電話をすると、どうも私の電話番号が分かっているらしく、全然、出ない。
 こちらもここで負けたらと5分ぐらい踏ん張ったら、ようやく出てきた。もうこの時点で、ニュルンベルクのカスタマーセンター内では私のことが情報共有されているようだ。ドイツ鉄道はダメだと言ったよ、と伝えると、「普通の窓口に行くからダメなんだ、ラウンジに行け」と言われる。そうか、と思ってラウンジに行くと「ここはそういうことはしてないのよ。昨日も同じことを言ってきた客がいた」と言うので「その客はどうしたのか」と尋ねると、知らないと答えた。次に電話をして「もう、キャンセルしてくれ」と言うと「予約した時間の10時を過ぎたから出来ない」と言われる。そして、勝手にきられた。ここで負けたら、下手したら7万円ぐらいの損失だ、と思って再びかけたら「どうも行き違いがあったようで、現地の事務所が空き車があるか探してから連絡する」と言ってきたので「俺が事務所に行く」と言って、住所を聞いて、トラムにとことこ乗って事務所に行く。事務所に行くと、ようやくまともに会話できるおじさんがいた。ただ、おじさんは車は全部出ていて貸せない、と言う。ネットでは予約できていたのに、何だと思ったが、もう怒る気力はなくなっている。空港に行けばあるかも、と言われたが、あまりにも馬鹿らしいので、もう列車でミュンヘンに向かうことにした。お金は一切、取られることはない、ということは確認できたので(まだ油断はできないが)、むしろそれでホッとしている自分がいる。少なくともヨーロッパカーで借りずにすんでラッキーぐらいの気持ちになっている。まあ、ヨーロッパカーを予約するという失敗をしたので、その尻拭いをさせられた、という感じだろうか。ぼったくりバーに入ってしまったので、その店から出るのもそれなりに頑張らないと、さらに酷い目に遭うからな。ヨーロッパカー、ほとんどぼったくりバーのレベルである。確かにグーグルでのニュルンベルクの評価も1.7と驚くほど低かったからな。まあ、私だったら0.1点をつける気にもならないけど。それにしても、なんでこんなビジネスが成り立つ国より日本は経済力が劣っているのか。何か根本的に間違っているようにしか思えない。それにしても2時間30分の損失は痛い、痛すぎる。
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