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AI翻訳にいらつく [英語関連]

最近、AI翻訳の文章を二つほど読まされた。一つは日本人が日本語の依頼文を英語に訳したもので、もう一つはドイツ人がドイツ語の文章を日本語に訳したもので、私への依頼文であった。前者は、もう訳が分からない英語になっている。これは、日本語の独特な曖昧な言い回しが英語に対応しないからである。AI翻訳を使うなとまでは言わないが、使う時はAIがしっかりと解釈するような日本語に書き直すべきである。「大変恐縮ですがお願いさせていただければ幸いです」みたいな日本語を英語にできると思わないでほしい。もう、AI翻訳が英訳した英語のデタラメさは発狂しそうになるが、これはAI翻訳のせいではまったくなく、英訳できない日本語を訳させようとした日本人に問題がある。もう一つのドイツ人がAI翻訳でドイツ語の文章を日本語に訳したものは、まだ分からなくもない。というのもドイツ語は言い回しが比較的ストレートだからだ。もちろん再帰動詞などは、AI翻訳は英語に訳すこともまだ出来ないので、そこらへんは日本語訳だとさらに変にはなるが、それでもどうにか日本語の英語訳よりは読めないことはない。しかし、敬語で書けない。いや、敬語が多少はあるドイツ語だから敬語とそうでない言葉とが混在する。これは、依頼された側としては何か不愉快になってしまう。ということで、悪いけど英語で送ってくれ、という返信をした。AI翻訳もどんどん進化するが、どうしても訳せないというか文脈で理解しなくてはいけない曖昧な言い回しが日本語には多い。まあ、まだまだ日本語で思考する人たちはAI翻訳に頼れないな、ということを再確認する。

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