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ケンジ・ステファン・スズキ著『デンマークという国:自然エネルギー先進国』 [書評]

デンマークで「風のがっこう」を主宰している日本人の著作。2003年出版ということで、もう20年以上前の本になる。この著書で著者は、デンマークのエネルギー事情や政治制度などの解説をした後、日本の何が問題であるのかを論じているのだが、その指摘はいろいろと示唆に富んでいる。というか、出版されて20年経っても示唆に富んでいる、ということはまったく日本が変わっていないということだろう。この著書でも原発の非効率性を語っているのだが、その後、フクシマでの原発事故が起きたことを考えると、こういう海外に住んでいる日本人のアドバイスなどはしっかりと受け止めた方がいいのではないか、とさえ思わせる。特に、その後、圧倒的な円安のもと、国際経済力もなくなってしまった今、この著者が指摘する日本の制度的問題、政治的な問題などを改善させることに注力するべきなのではないか、と思わせる。多少、誤字脱字が多いのが残念だが、出版されてから20年経った今でも、読むに値する著作であると思わせる。


デンマークという国 自然エネルギー先進国―「風のがっこう」からのレポート

デンマークという国 自然エネルギー先進国―「風のがっこう」からのレポート

  • 作者: ケンジステファンスズキ
  • 出版社/メーカー: 合同出版
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: 単行本



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