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『Jazz Fest: A New Orleans Story』 [映画批評]

ニューオリンズを舞台としたジャズ・フェストのドキュメンタリー映画を観る。1970年にコンゴ広場で始まったフェスティバルは、徐々に有名になっていき、現在では50万人をも集客する大イベントにまで成長した。ジャズ・フェスティバルであるが、ジャズからゴスペル、リズム・アンド・ブルース、ロックまで幅広いジャンルの音楽が演奏される。この映画は、それらがどのように始まったか、そしてカタリーナ・ハリケーンの大水害からどのように復活したか。さらにはコロナで二年間の中止を余儀なくされ、2022年に再び復活するまでを、数多くの関係者へ語らすことで描き出している。このフェスティバルのオーセンティシティ、ユニークさが見事に観る者に伝えるように編集されており、良質なドキュメンタリーとなっている。また、多くの出演者の演奏が魅力的で、それらも画面に観る者を惹きつけさせる。個人的にはブルース・スプリングスティーンとサマンサ・フィッシュの演奏には非常に惹きつけられるものがあった。サマンサ・フィッシュはこの映画で初めて知ったが、早速、CDを注文した。非常に芯のある素晴らしいギターを演奏する。

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