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菅首相の金メダリストへの電話攻勢や祝勝ツイッターが示唆すること [菅政権]

菅首相が金メダリストへ電話をしたり、祝勝ツイッターを頻繁にしている。この行為に関して、あまり好ましいと思っていない人は多いのではないか。メダリストへのお祝いの言葉を述べている、まさにその瞬間にもコロナウィルスは猖獗を極めている。足元には死亡者まで出ている。これも菅首相のオリンピックを優先し、国民の命の安全を守らなかった愚策の帰結であり、腹立たしい。
 さて、しかし、このようなパフォーマンスが国民受けしないということは、ちょっと考えると分かりそうなのに、なぜ、続けているのか。そもそも今回のオリンピックを成功させるためにマリオに扮したり、まったくアンダー・コントロールではない福島をそうであるとまで言い切った安倍首相が開会式に出ない、というのは、そこでの逆風を予期していたからであろう。安倍首相は何も得意なところはないが、言い訳だけは天才的だと看破したのは、彼の祖父(父方か母方かは忘れた)であったようだが、責任回避に関してはまさに天才的だと感心する。
 そのような危機意識のなさ、そしてKYぶりが菅首相はあまりにも顕である。何でだろう?と考えて、もしかしたら「令和おじさん」を再体験したいからなのではないかと考察した。それまで陰が薄かった菅さんであるが、令和の元号を発表した時に、「令和おじさん」として国民にもその名前と顔が知られ、ちょっと人気まで上がった。菅さん的にはもしかしたら、そのように好意的に注目されたのは人生で初めてだったのかもしれない。しかし、首相になったら最初こそは支持率が高かったが、それからは落ちる一方である。「令和おじさん」のように好感度をアップするような機会を虎視眈々と狙っていたのだろう。そして見つけたのが、日本人の金メダリストに、庶民的な感覚で国民を代表して祝いの言葉を述べる首相、という機会だったのではないだろうか。まあ、メダリストの威光を借りたセコセコ戦略であるが、「令和」の元号発表だって、別に菅さんが考えたものでもないからな。この時の美味しい体験が忘れらなくて、同等の効果はもはやないにも等しい状況であるにも関わらず、菅さん、止められないんじゃないかな。まあ、どちらにしても国民を馬鹿にした話だ。

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