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『笠置ロック』 [映画批評]

笠置町に行ったので、2017年につくられた『笠置ロック』という映画を観る。50分もしない小作品ではあるが、結構、ストーリー性があって面白い。笠置町は人口1400年という小さな自治体であるが、そのうち300人がエクストラで出演したそうだ。映画による「街おこし」的な試みでもある。笠置町は人口が京都で最小というだけでなく、人口減少率ももっとも高い。ということで、本当、将来を展望すると不安ではあるが、こういう映画がつくれるコンテンツと住民がいるということを確認すると、なんか希望が持てる。何が町をつくるのか?そういう問いの答えを考えるうえでいろいろなヒントを提供してくれる映画である。そして、この映画は笠置町の立ち位置を客観的に描写している。過剰に楽観的になることもなければ、悲観的になることもない。そこが好感が持てるし、また映画を観た後味も爽やかなものにさせている。


笠置ROCK!

笠置ROCK!

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2019/06/04
  • メディア: Prime Video



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