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トランプは、戦争は嫌いだ(おそらく) [トランプのアメリカ]

トランプはとんでもない詐欺師であり、大の嘘つきであり、大統領として再選をしたらとんでもない暴政を敷くと思われる。ただ、トランプはおそらく軍隊、そして本音で戦争は嫌いだと考えている節がある。したがって、今回の軍隊への批判や罵詈雑言(戦死した米兵を「負け犬」や「まぬけ」と呼び、なぜ国のために命を落とすのか意味が分からないなどとの発言)は、彼の本音であると思われる。
 トランプは仮病を使って、軍隊に入るのを免れた。これは、まさに愛国主義に反した行為であり、彼がそもそも「アメリカ・ファースト」とかいう資格もない反愛国主義者であることは明らかである。少なくとも、自分の命や人生の貴重な時間を犠牲にしてまで、国のために奉仕しようというような考えはない。これは、おそらく彼の拝金主義のプラクティカルな信条が、戦争という行為をまったく理解できないからであろう。それは、彼が傑出した個人主義の考えの持ち主であるからでもある。
 ただ、この戦争は愚かだ、という彼の考えは個人的にはそんなに悪い資質ではないと思う。ジョン・ボルトンのような好戦的な人物より遙かにまともであり、もう欠点だらけのトランプの唯一の美徳であると思ったりもする。とはいえ、もちろん、彼の個人主義は他人の死や苦痛に対して何も感じないので、自分の利害によって平気で戦争をするとは思われるし、彼の元弁護士であるマイケル・コーエンが最近、MSNBCの取材で述べていたように、「選挙で勝つためならトランプは平気で戦争もする」だろうが、根元的には戦争や軍隊に対しての嫌悪感を持っているように思われるのだ。
 まあ、機を見るに敏なトランプなので、戦争が自分に利すると思ったら、すぐやるような気もするので、このようなブログを書いていることを2ヶ月後に後悔するかもしれないが、軍への批判にはトランプの相当、本音が滲み出ていると思われる。

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