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アメリカ合衆国政府の言葉はトランプによって軽佻浮薄となってしまった。 [トランプのアメリカ]

サウジアラビアの国営石油会社の石油施設がドローンによる攻撃を受けた。マイク・ポンペオ米国国務長官は「イランの関与」を主張している。トランプ氏は「我々は犯人を知っていると信じる理由がある」と述べている。
 さて、先月、アメリカの東海岸南部を襲ったハリケーンのドリアンがアラバマに上陸すると誤解したツイートをトランプ大統領が発して、それを気象庁が訂正しても、本人は誤りを謝罪するどころか、本来はそうであると嘘をつらぬき、気象庁の資料に黒いマジック・ペンでハリケーンの行き先を勝手にアラバマまで延ばすという小学生でもやらないような誤魔化しを行った。そのような誰でも分かるような嘘を平気でつける人が、いまさら「我々は犯人を知っている」などと言っても誰が信じようか。
 石油を多く有して、言うことをあまり聞かないイランを米政府が面白くないと思うことはよく分かるが、こんな嘘つき国家が、イランを攻撃する合理性を説いたところで、まったく言葉が意味を為さない。
 アメリカの国際社会における信頼は、トランプ大統領のおかげで地に墜ちてしまったな、ということがこのような国際的事件が起きてしまい、改めて確認させられる。

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