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成都の麻雀 [地球探訪記]

成都はどうも麻雀が随分と盛んな地域であるようだ。そして、我々がフィールドワークをした崇徳村も、もうあちらこちらで麻雀がやられている。商店街の中でも一番、多い業種は雀荘のような印象を受ける。もちろん、雀荘以外でも麻雀はやられている。ただ、やはりこちらの人も圧倒的に全自動宅でやりたいらしく、全自動宅で麻雀ができる雀荘は人気のようだ。
 さて、そこで我々もチャレンジしてみた。日本と中国ではルールが違うというのを聞いていたが、実際、やってみてその違いの大きさに驚いた。まず、字牌がまったくない。そして、牌も二種類だけである。そして、なんと手持ちの牌は13牌ではなく10牌であり、11牌目で上がりとなる。あとリーチがないのと、ふりテンがない。こちらでは漫画「ふりテン」君の意味が通じないであろう。さらにはチーができない。これがどういう意味か。日本とは役を上がる確率が大きく異なるようになることだ。例えば、清一色は相当、上がりやすい役となる。逆にイーペイコウは上がりにくくなる。チーができないので、タンヤオは攻撃力を失う。牌数が少ないのでトイトイは有利である、などだ。また、一人上がっても、そこで終わらず、ドベが決定されるまで続けられる。このため先上がりがどうも得ではないようで、敢えて聴牌からイーシャンテンに戻すような打ち方をしている人も見つけた。
 皆、凄い早さで牌を捨てている。日本の麻雀のように捨て牌を読むような必要もないからだ。なんか、楽しいのかなあ、とも思うが、この普及具合は日本の麻雀よりずっと簡単なルールであるかもしれない。あと、気になったのは点数の数え方だが、これはよく分からなかった。

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(崇徳村の雀荘)

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(崇徳村の雀荘で麻雀を楽しむ大学生達)

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(雀荘以外のところでも麻雀は楽しまれている)
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