仙丈ヶ岳(百名山64座登頂) [日本百名山]
甲斐駒ヶ岳にチャレンジした後、北沢峠にあるこもれび荘に宿泊し、その翌日に仙丈ヶ岳にチャレンジした。北沢峠の最終バスは16時であるので、この時間までには下山しなくてはならない。そこから逆算をして、朝の5時30分に出発することにしたが、いろいろと手間取っていたら結局、出発時間は5時45分になってしまった。話はちょっと逸れるが、こもれび荘は夕食もそうだったが朝食も美味しく、さらに従業員のサービスもとてもよいのが印象的であった。前日の甲斐駒ヶ岳でストックを破損した私は結構、ピンチであったが、相談をしたら誰かの忘れ物のストックを貸してくれた。これがどれだけこの日の登山の助けになったか。山小屋であるにも関わらず、再訪したくなるような宿泊体験をすることができた。
さて、仙丈ヶ岳の登山ルートだが、しばらくは樹林帯の中を歩いて行く。環境は甲斐駒ヶ岳と同じだが、逆光の中、歩いて行く甲斐駒ヶ岳の方が朝の光は綺麗に見えるような気がする。いや、昨日、見たので感動が薄れているだけかもしれないが。多少の斜度はあるが、快適な登山道で高さを稼いでいく。大滝頭に着いたのが7時45分。ほぼコースタイム通りだ。ここからは坂が随分と急になる。そして、ここを踏ん張ると六合目につき、ここからは森林限界より高く、素晴らしい絶景の中、歩いて行くこととなる。富士山と北岳というナンバーワン、ツーのコンビを左手に見つつ、山頂を目指す。小仙丈ヶ岳の分岐点に着いたのは9時ちょうど。帰りのバスのこともあるので、ここは少しでも山頂に近づきたいので小仙丈ヶ岳はパスをする。途中、岩場的なところもあるが、前日の甲斐駒ヶ岳に比べれば前々、大したことはない。そんなに苦労せずに越えていくが、下りの岩場を降りる時はちょっと落胆させられる。標高を稼ぐために頑張っているのに、ここで無駄にするのか、という怒りにも似た気持ちにさせられる。しかし、その気持ちを抑え、山頂へと向かう。ここからは仙丈ヶ岳の見事なカール地形を望みながらの登山だ。尾根の登山道は本当、楽しいし、登山の楽しみを満喫できる。
仙丈小屋へのルートとの分岐点に着いたのが10時。そして山頂に到着したのは10時30分。北沢峠から4時間45分で着いた。前日の甲斐駒ヶ岳と違い、それほどコースタイムとはずれがない。改めて自分が岩場に弱いことを確認する。山頂からの展望は、前日の甲斐駒ヶ岳と同様に大絶景である。白山、御岳、木曽駒ヶ岳、空木岳、恵那山、塩見岳、鳳凰三山、北岳、富士山、金峰山、瑞牆山、甲武信ヶ岳、浅間山、妙高山、火打山、槍ヶ岳、白馬岳、常念岳、乗鞍岳・・・。これは天下の絶景かもしれない。
さてバスの時間が気になるので、11時には山頂を後にする。目の前に屹立する甲斐駒ヶ岳を眺めながらの下山は気持ちよい。30分ほど歩くと、下りなのに岩場を再び、上る地点に着く。これは仙丈ヶ岳の登山ルートで一番の難所であろう。とはいえ、前日の甲斐駒ヶ岳の岩場に比べれば大したことはない。大滝頭に戻ったのは12時30分。10分ほどコースタイムよりかは遅い。そして、北沢峠に到着したのは14時15分。これもコースタイムよりは遅いが休憩時間等を考えれば妥当か。前日の甲斐駒ヶ岳とは違い、比較的、疲労を蓄積せずに降りてくることができた。休憩時間に太股を入念にマッサージした効果があったのかもしれない。
【樹林帯の隙間から北岳の雄姿を望む】
【樹林帯を過ぎ、振り返ると甲斐駒ヶ岳の雄壮たる山容が望める】
【この登山道から見る富士山は猫耳をしているようだ】
【仙丈ヶ岳の見事なカール】
【登山道からは山頂に近づくまで見えなかった西側のカール】
【山頂の標識】
【富士山、北岳の標高1位、2位が揃ってみえる百名山はここ仙丈ヶ岳だけ】
【帰路はほぼ甲斐駒ヶ岳に見守られながらの下山となる】
<小仙丈コース>
登山道整備度 ★★★★☆ しっかりと整備されている。ただ、小仙丈ヶ岳の後にある岩場は、多少歩きにくい。もう少し整備してもらえると有り難い。
岩場度 ★☆☆☆☆ 岩場らしい岩場は、小仙丈ヶ岳のちょっと先にあるところだけ。この岩場は標高を下げるので意気を損なうのと、下り時に足場が見えないところがあるので注意は必要だ。
登山道ぬかるみ度 ☆☆☆☆☆ 秋晴れで天候がよかったということもあるかもしれないが、ぬかるみ度はゼロ。とはいえ、霜柱が立っており、これが溶けると多少、滑りやすくなるかもしれない。
登山道笹度 ☆☆☆☆☆ 笹はない。
虫うっとうしい度 ☆☆☆☆☆ 秋ということもあり、ほぼゼロ。
展望度 ★★★★★ 天気がよかったということもあるが、山頂からはそれこそ40座以上の百名山が展望できるぐらいの素晴らしさ。
駐車場アクセス度 ★★★★★ 駐車場へのアクセスは問題はない。ただし、アプローチは遠い。
トイレ充実度 ★★☆☆☆ (コース沿いにはないが、仙丈小屋に行けばある)
下山後の温泉充実度 ★★★★☆ (仙流荘の温泉は相当、評価できる)
安全度 ★☆☆☆☆ ほとんど難所はない。唯一、岩場が多少、注意を要するぐらい
さて、仙丈ヶ岳の登山ルートだが、しばらくは樹林帯の中を歩いて行く。環境は甲斐駒ヶ岳と同じだが、逆光の中、歩いて行く甲斐駒ヶ岳の方が朝の光は綺麗に見えるような気がする。いや、昨日、見たので感動が薄れているだけかもしれないが。多少の斜度はあるが、快適な登山道で高さを稼いでいく。大滝頭に着いたのが7時45分。ほぼコースタイム通りだ。ここからは坂が随分と急になる。そして、ここを踏ん張ると六合目につき、ここからは森林限界より高く、素晴らしい絶景の中、歩いて行くこととなる。富士山と北岳というナンバーワン、ツーのコンビを左手に見つつ、山頂を目指す。小仙丈ヶ岳の分岐点に着いたのは9時ちょうど。帰りのバスのこともあるので、ここは少しでも山頂に近づきたいので小仙丈ヶ岳はパスをする。途中、岩場的なところもあるが、前日の甲斐駒ヶ岳に比べれば前々、大したことはない。そんなに苦労せずに越えていくが、下りの岩場を降りる時はちょっと落胆させられる。標高を稼ぐために頑張っているのに、ここで無駄にするのか、という怒りにも似た気持ちにさせられる。しかし、その気持ちを抑え、山頂へと向かう。ここからは仙丈ヶ岳の見事なカール地形を望みながらの登山だ。尾根の登山道は本当、楽しいし、登山の楽しみを満喫できる。
仙丈小屋へのルートとの分岐点に着いたのが10時。そして山頂に到着したのは10時30分。北沢峠から4時間45分で着いた。前日の甲斐駒ヶ岳と違い、それほどコースタイムとはずれがない。改めて自分が岩場に弱いことを確認する。山頂からの展望は、前日の甲斐駒ヶ岳と同様に大絶景である。白山、御岳、木曽駒ヶ岳、空木岳、恵那山、塩見岳、鳳凰三山、北岳、富士山、金峰山、瑞牆山、甲武信ヶ岳、浅間山、妙高山、火打山、槍ヶ岳、白馬岳、常念岳、乗鞍岳・・・。これは天下の絶景かもしれない。
さてバスの時間が気になるので、11時には山頂を後にする。目の前に屹立する甲斐駒ヶ岳を眺めながらの下山は気持ちよい。30分ほど歩くと、下りなのに岩場を再び、上る地点に着く。これは仙丈ヶ岳の登山ルートで一番の難所であろう。とはいえ、前日の甲斐駒ヶ岳の岩場に比べれば大したことはない。大滝頭に戻ったのは12時30分。10分ほどコースタイムよりかは遅い。そして、北沢峠に到着したのは14時15分。これもコースタイムよりは遅いが休憩時間等を考えれば妥当か。前日の甲斐駒ヶ岳とは違い、比較的、疲労を蓄積せずに降りてくることができた。休憩時間に太股を入念にマッサージした効果があったのかもしれない。
【樹林帯の隙間から北岳の雄姿を望む】
【樹林帯を過ぎ、振り返ると甲斐駒ヶ岳の雄壮たる山容が望める】
【この登山道から見る富士山は猫耳をしているようだ】
【仙丈ヶ岳の見事なカール】
【登山道からは山頂に近づくまで見えなかった西側のカール】
【山頂の標識】
【富士山、北岳の標高1位、2位が揃ってみえる百名山はここ仙丈ヶ岳だけ】
【帰路はほぼ甲斐駒ヶ岳に見守られながらの下山となる】
<小仙丈コース>
登山道整備度 ★★★★☆ しっかりと整備されている。ただ、小仙丈ヶ岳の後にある岩場は、多少歩きにくい。もう少し整備してもらえると有り難い。
岩場度 ★☆☆☆☆ 岩場らしい岩場は、小仙丈ヶ岳のちょっと先にあるところだけ。この岩場は標高を下げるので意気を損なうのと、下り時に足場が見えないところがあるので注意は必要だ。
登山道ぬかるみ度 ☆☆☆☆☆ 秋晴れで天候がよかったということもあるかもしれないが、ぬかるみ度はゼロ。とはいえ、霜柱が立っており、これが溶けると多少、滑りやすくなるかもしれない。
登山道笹度 ☆☆☆☆☆ 笹はない。
虫うっとうしい度 ☆☆☆☆☆ 秋ということもあり、ほぼゼロ。
展望度 ★★★★★ 天気がよかったということもあるが、山頂からはそれこそ40座以上の百名山が展望できるぐらいの素晴らしさ。
駐車場アクセス度 ★★★★★ 駐車場へのアクセスは問題はない。ただし、アプローチは遠い。
トイレ充実度 ★★☆☆☆ (コース沿いにはないが、仙丈小屋に行けばある)
下山後の温泉充実度 ★★★★☆ (仙流荘の温泉は相当、評価できる)
安全度 ★☆☆☆☆ ほとんど難所はない。唯一、岩場が多少、注意を要するぐらい