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日本海の蟹三昧を生まれて初めて体験したが、それほど有り難くなかった [B級グルメ雑感]

関西にいると、もう冬は日本海の蟹を食べなくてはいけないような、妙なプレッシャーを感じる。JR西日本は蟹列車まで運行されている。結構、蟹三昧コースはいい値段がする。通常1万円ぐらいの宿の値段が3万円と3倍ぐらいに跳ね上がる。これは、しかし、それだけの価値があるのではないか。これだけ関西の人々が蟹を食べに日本海まで行くというのは、それだけ有り難いからであろう。少なくとも、経験してもいないのに、それをどうこう判断することはできない。

ということで、日本海に行く予定ができたので蟹宿に泊まり、蟹三昧を体験することにした。泊まったのは新温泉町の湯村温泉の旅館である。さて、その蟹三昧コースであるが、このような御時世であるのでロシアの蟹は食べたくないので、松葉ガニコースにした。これで倍以上の値段差が生じるのだが、私のお金が砲弾になってウクライナの人を傷つけるようなことはしたくないので、これはしょうがない。さて、出てきたのは通常の茹でガニと蟹焼き、蟹のしゃぶしゃぶ、さらに蟹も含んだ刺身、そして蟹も含まれた天ぷらなどである。いやはや、凄まじい量であり、これを完食できるのはフード・ファイターぐらいじゃないか、と思うような量だ。食い倒れの食文化なのだろうか。私は相当の大食漢かと思うが、それでも3分の1は残した。そもそもこの量の3分の1ぐらいで、余裕で十分かと思う。

味はそんなに感動するほどはよくなかった。特別な蟹の味覚を体験できるか、と期待したが、これまで食べてきたような蟹と同じものであった。蟹は嫌いではないが、そんな特別に美味しいとも思わないので、まあ一度、経験したらもう十分というようなものであった。こんなことに何故、人々は熱中できるのか。若干、理解に苦しまなくもない。

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タグ:日本海
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