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五竜岳(百名山56座登頂) [日本百名山]

五竜岳にチャレンジする。前日は五竜のゴンドラ駅のそばのアムルというペンションに泊まったのだが、ここが施設もよく、食事もよく、そして何よりコスパがよく、とてもいいペンションであった。幸先がよい。
 さて、ゴンドラは8時15分から営業する。8時頃には切符売り場で待ち、4組目ぐらいで乗ることができた。ゴンドラで一挙に標高を稼ぐ。さらにリフトにも乗ると、スタート地点は1673メートルだ。ここの出発時間は8時50分である。リフトの終点付近は高山植物園となっており、そこから小遠見山はハイキング・ルートにもなっていて登山道は極めてよく整備されており、歩きやすい。しかし、階段もあるなど高さはしっかりと稼いでいく。天気も素晴らしく、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、唐松岳が目の前に屹立している。素晴らしい景観に圧倒されると同時に、至福感を覚える。なぜ、素晴らしい景観をみると、至福感を覚えるかは不思議ではあるが、この日、ここに自分がいることが嬉しい。小遠見山は10時10分に到着。小遠見山からは360度の展望が得られるようだが、そこはスキップする。ここからは、本格的な登山道となる。ここから大遠見山までは歩きやすいが、狭い尾根を歩くので、足の踏み外しには気をつけないといけない。また、せっかく登ったのに下りもあったりして、そういう点では足への負担は大きい。大遠見山に着く頃ぐらいに、太股がピキキっときて、攣りそうになる。相変わらず、太股の筋肉は弱い。痙攣してしまうと、復活するのに時間がかかるので、だましだましで高さを稼ぐようにする。大遠見山に到着したのは11時30分。ここでおにぎり等昼食を摂る。そこから階段のような斜面を登ると西遠見ノ池がある、ちょっとした広場となる。ここからの展望はまさに絶景で、五竜岳の圧倒的な存在感に感服すると同時に、本当にこれに登れるのか、という不安な気持ちも湧く。これからは岩場と鎖場が続くということで、ストックをしまい、両手を使って登っていく。西遠見山から五竜山荘までは、これまでとは違って、本格的な登山道だ。一歩、一歩、慎重に進んでいく。岩稜登りなので、ルートには気をつけなくてはならない。幾つかの鎖場と階段を登っていくと、五竜山荘の赤い屋根が見える。ようやく着いたと喜んだのも束の間、五竜山荘に行くには一度、白岳に登り、そこから降りていかなくてはならないことを知る。身体は相当、疲れているので、こういうのはドッと疲れが増す。とはいえ、気力で白岳まで登る。白岳からは360度の展望が得られて、心が軽くなる。疲れも吹っ飛ぶような感じだ。とはいえ、慎重に五竜山荘まで降りていく。五竜山荘に到着したのは13時30分。
 チェックインをして荷物を置き、少し、休んでから14時15分に五竜岳にチャレンジする。五竜山荘には往復するのに2時間以上はかかるので注意、と記した看板が設置されている。山荘と山頂の標高差は300メートル以上。山荘からの登山道はずっと岩稜歩きだ。ペンキでの印がなければ、どこを歩いていいか分からないような岩の世界である。まるで、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド「イエス」のアルバム『リレイヤー』のカバーのような世界である。って、何を言っているか分からない人は分からないだろうが。
 この山頂までの登山は結構、激しいのと、急斜面を横断するので、足下には気をつけなくてはならない。あと、途中からは登山というよりかはロッククライミングのような感じにもなるので、両手を使って登っていくような感じとなる。また、偽五竜岳のようなものが幾つかあって、ようやく着いたか、と安心すると何度も裏切られる。疲れていて、太股がピキキっと頻繁に来る中、なかなかこれは堪える。とはいえ、出口のないトンネルはない、ということで、ようやく山頂に着く。15時40分ということでコースタイムの1時間よりも遙かに時間はかかった。山頂は雲に覆われたり、晴れたりしたが、晴れた時は立山から剱が見えて素晴らしい展望が得られる。風も強くなく、まるで天国に来たかのような気分で、20分間ほどボーッとその場所にいる。16時になったので、山荘へ戻る。この帰路も岩稜を降りていくので気をつけなくてはならない。山荘に戻ったのは16時45分。
 五竜山荘は、オールド・ファッションの山荘であり、満室であるところのキャンセルでぎりぎり来られたのだが、なぜか2階の部屋は我々二人で独占できた。コロナで定員を随分と絞っているということか。食事は第二クルーの17時40分から。カレーとコロッケなど。ご飯とお味噌汁はおかわり自由。カレーは美味しいと評判だったが、ごくふつうのカレー。まあ、山小屋で食べる料理はなんか、だいたい美味しく思えるから。個人的にはお味噌汁は嬉しく、これはおかわりをした。疲労困憊だったのか、18時30分にはもう爆睡をしてしまった。

2日目は3時30分起き。いろいろと準備をして、5時ちょっと前に朝食の席に着く。五竜山荘、朝食もなかなかボリュームがあり、ご飯とお味噌汁をおかわりできるので、ここでカロリーはバッチリ取ることができる。小屋を出たのは5時35分。小雨でレインコートを着ざるを得ない。白岳から西遠見までは、鎖場の連続で、どうもここでの事故が一番、多いらしい。ということで、丁寧に降りていく。西遠見に着いたのは7時ちょうど。それからは比較的楽な下りである。昨日、見えた絶景は、今日はまったく見えず、ガスの中を歩いて行く。ただ狭い尾根になっている部分もあるので、注意して歩いて行かないといけない。大遠見に着いたのは7時35分、中遠見に着いたのは8時5分。ここで10分ほど休憩して、小遠見に着いたのは8時35分。そして、リフトの上の駅に着いたのが9時15分。その後、リフトに乗ってもよかったのだが、歩いてゴンドラの頂上駅まで行く。これは10分ぐらいかかって、ゴンドラの頂上に着いたのは9時25分であった。4時間をぎりぎりきったかな、という感じである。五竜山荘から西遠見までは厳しかったが、それ以外は登りに比べると、下りは楽であった。温泉は五竜スキー場周辺が営業していないこともあり、八方温泉にて入る。

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<ロープウェイから白馬市の方面を望む>

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<ゴンドラの山頂周辺は高山植物園となっている>

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<登山道は尾根道なので素晴らしい展望を得ることができる>

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<登山道から望む五龍岳と唐松岳>

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<登山道から鹿島槍ヶ岳を望む>

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<五竜山荘が見えるが、そこに行くためには白岳に登り、降りていかなくてはならない>

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<白岳から五竜岳と五竜山荘を望む>

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<五竜山荘から東側方面を望む>

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<五竜山荘から五竜岳への登山道は、ひたすら岩稜を登っていく感じで、ロッククライミングのようなものだ>

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<五竜岳の山頂>

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<山頂からは立山連峰、剣山を望める。今回は一眼レフは重いので持参せず、ゴープロでの撮影になってしまったため、広角すぎてその素晴らしさを写真で表現できないのは残念>

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<山頂は雲海の上で、天国にいるかのような快適な気分にさせられる>

登山道整備度 ★★★★☆(小遠見岳まではハイキング・ルート・コースでもあるので、相当しっかりと整備されている。それ以降も西遠見までは細い尾根を注意すれば大丈夫であろう。西遠見から五竜山荘、五週山荘から山頂までは岩場なので、整備されているとは言いにくいが注意すれば登れる)
岩場度 ★★★★☆(西遠見からは山頂まで急斜面の岩場の連続)
登山道ぬかるみ度 ★★☆☆☆ (ぬかるみがないとは言えないが、気にするほどではなかった)
虫うっとうしい度 ★★☆☆☆ (西遠見で休憩していると蚊のような虫が大量にやってきたが、特に刺されたりはしなかった)
展望度 ★★★★★ (天国にいるかのような展望が山頂からは得られる。登山道も尾根道なので白馬連峰を眺めながら、快適な登山を楽しむことができる)
駐車場アクセス度 ★★★★★ (ロープウェイの駐車場はアクセスが極めて容易)
トイレ充実度 ★★☆☆☆ (登山道の入り口と山荘にはしっかりとトイレがある)
下山後の温泉充実度 ★★★★☆ (ロープウェイの駅にも温泉はある)
安全度 ★★☆☆☆ (長丁場であるのと西遠見から山頂までの岩場は落石等気をつけるスポットが多い。また、狭い尾根なので足を滑らせないことにも注意が必要だ)


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