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阿蘇山(日本百名山55座登頂) [日本百名山]

九州に行く機会があったので阿蘇山にチャレンジする。これまでも九州に行くたびにそのチャレンジを考えていたのだが、噴火警戒レベルが2であるので諦めていた。しかし、2021年10月にそのレベルが1になったので、今回も阿蘇山へのチャレンジを試みた。
 伊丹空港から阿蘇熊本空港まで飛び、空港そばのリゾート・ホテルに泊まる。翌日は8時からホテルと空港を結ぶヴァンに乗せてもらい、レンタカー事務所で降ろしてもらう。そして、クルマを借りてまずは阿蘇火口に向かう。さて、しかし、阿蘇山上ターミナルで道は通行不可になっており、火口まで行けることができなかった。そうすると砂千里ヶ浜経由でチャレンジすることになるが、これだと私の登山マップだと130分。仙酔峡経由だとすずめ岩迂回ルートで90分なのと、また、こちらは天候が悪かったので、クルマで仙酔峡まで向かう。
 途中、コンビニで朝食を取ったりしたこともあり、仙酔峡に着いたのは10時15分頃。ただ、この時、強い雨が降り始め、これは登山自体も諦めるかという気持ちが強くなる。しっかりとした登山の準備をしていなかったということもある。しかし、しばらくすると雨は降り止み、また状況がひどくなれば戻ればいいかという気持ちで10時20分頃から歩き始める。最初は仙酔尾根コースを取ることも考えたが、昨年、すずめ岩迂回ルートを再整備したというちらしをみたので、ここは迷わず、そちらのコースを取る。結果的に、これが大正解であることを下山時に知ることになる。
 すずめ岩の分岐点までは、視界も広がり快調。歩道もしっかりと整備されていて、大変歩きやすい。また、50メートルごとに標識が立っており、自分のリズムをキープするうえでとても役立つ。こういう情報によって、本当、歩くインセンティブが増す。
 分岐点からは、登山道は整備されていないのだが、岩にペンキでルートが示されているので、注意をしていれば迷うことはない。このルートも新しく整備されたため、標識がしっかりと配置されていて、安心だ。ここらへんからは霧雨になり、たまに雨雲も通る。そのような時は傘を差してやり過ごす。そんな感じで中岳に登頂する。時間は12時ちょうど。ほぼコース・タイム通りである。
 残念ながら中岳からの展望はほぼゼロ。さて、ここから高岳までは20分ぐらい。風は相当、厳しいが雨が止んだこともあり、また高岳から仙酔尾根ルートを下った方が早く戻れると考え、濃霧の中、高岳まで向かう。高岳までのルートはまったく問題なく登れる。ここでも展望はゼロ。最近、山頂からの展望に恵まれていない。
 さて、そこから仙酔尾根ルートを下り始めたのだが、いきなり急斜面のガレ場。これは結構、危ない。ということで慎重に慎重を重ねて下っていく。ほとんど登山道というか「道」のようなものはない状況だ。いや、この厳しさはまったく想定外だ。この厳しさはしかもずっと続く。ここを登らなくてよかったと思うと同時に、降りなくてもよかったなと後悔する。しかし、流石に戻るのは遠回りだろう、ということで降り続ける。ほとんど岩下りであり、手を使わないと厳しい。膝には結構、負担が大きいような急斜面だ。これは、ほぼずっと続く。さて、駐車場が近づき、ようやくレキから開放されたかと思ったら、そこは草が生い茂った道であった。草が生い茂っていて足下が見えないが、岩とかがゴロゴロしているので下手したら躓く。斜面も急なのでこれは躓いたら結構、怪我をする確率が高い。というか、もうちょっと整備して欲しい。ほとんど藪漕ぎのような感じで、駐車場に戻る。
 そんな感じだったので、コース・タイムを大きく上回った。というか、このコース・タイム、ウサギのコース・タイムかとちょっと疑う。ガレのところをぴょんぴょんと岩を飛ぶように降りないとこの時間では下れないであろう。
 展望は麓の方でしか得られなかったが、改めて阿蘇の雄大な自然は、日本一かと思う。多くの人は北海道こそ雄大なランドスケープだと考えているように思うが、個人的には阿蘇の雄大さには劣ると思う。これは、日本だけでなく、世界にも通じる迫力である。仙酔尾根は二度と登りたい(下りたい)とは思わないが、すずめ岩ルートであれば、また晴れた日に機会があれば是非とも再訪してみたい。

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(駐車場から元ロープウェイの索道に沿って登っていく歩道は気持ちがよいほど整備されている)

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(標識がしっかりと整備されているので、安心して自分のペースを保ちながら歩いて行ける)

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(渓谷を流れる川もしっかりと硫黄分を含んだ水で濁っている。ただ、温かくはなかった)

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(中岳に登るまでのルートは最近、整備されたということもあり急登、ガレであっても歩きやすい)

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(中岳の山頂。展望は得られなかった)

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(中岳から高岳とを結ぶ尾根道。おそらく凄い展望が得られるのであろうが、残念ながら濃霧で何も見えず)

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(大岳の山頂。展望は得られなかった)

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(仙酔尾根の入り口)

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(仙酔尾根は急登のガレ。これは厳しい)

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(もう登山かロッククライミングか分からないほどの急登)

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(岩にペンキで印がつけられていなければ、どこが登山道かはまったく分からない)

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(とはいえ、周辺の景色はすごいものがあり、まあ、この景色が登山のつらさを多少、慰めてくれる)

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(ガレの急登がようやく終わったと思ったら、すさまじい藪が登山道を塞いでいる。この先はさらにひどくなり、ほとんど藪漕ぎ)

登山道整備度 ★★★★☆(すずめ岩ルート) ★☆☆☆☆(仙酔尾根ルート) (すずめ岩ルートは比較的よく整備されていて、歩きやすい。一方、仙酔尾根ルートは藪こぎのようなところもあり、また急なガレの連続でお勧めできない)
岩場度 ★★☆☆☆(すずめ岩ルート) ★★★★★(仙酔尾根ルート)(すずめ岩ルートはちょっとした岩場はあるがそれぐらい。仙酔尾根ルートは急斜面の岩場が8割ぐらいのイメージ)
登山道ぬかるみ度 ★★☆☆☆ (すずめ岩ルートはぬかるみはまったくない。仙酔尾根ルートは下の方に一部、ぬかるみのところがある)
虫うっとうしい度 ★☆☆☆☆ (虫はほぼいなかった)
展望度 N/A (素晴らしい展望を目にすることができる・・・筈だったが個人的にはガスで見られなかったので評価できず)
駐車場アクセス度 ★★★★★ (駐車場への道はしっかりと整備されている)
トイレ充実度 ★★☆☆☆ (登山道の入り口にはしっかりとトイレがある)
下山後の温泉充実度 ★★☆☆☆ (阿蘇山なのでいろいろとありそうだが、内牧温泉まで行き、そこの個人経営の温泉に浸かる。もう少し調べればいいところがあるかもしれない)
安全度 ★★★☆☆ (すずめ岩ルートであれば、山頂まで登山道は比較的しっかりと整備されているが、仙酔尾根ルートは登山ルートも分かりづらく、注意した方がいい)

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