かもめ食堂 [映画批評]
群ようこの原作を読んでなく、この映画を観る。それは久しぶりにヘルシンキを訪れたからである。ヘルシンキのカウパットリ市場やアレクサンテリカトゥ通りなど、ヘルシンキの町を舞台に、日本人成人女性3名のゆったりとした日々を描く。どこか肩の力が抜けていて、ちょっとほんわかした気分にさせてくれる大人のためのメルヘンのような映画。小林聡美、もたいまさこ、片桐はいりの3人は皆、演技上手なので、そういう点でも見ていてとても安心できる。メッセージ性があるというよりかは、環境音楽のような映画かなと思う。疲れた心にはいいかもしれない。