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フランクフルトからデュッセルドルフのICEに乗ったら途中で降ろされた [ドイツ便り]

フランクフルトからデュッセルドルフまでICEで移動しようとする。デュッセルドルフ行きの列車は15分ぐらい遅れてやってきた。それは、いつものことなので驚きはしなかったが、すごいぎゅうぎゅうであった。これだけ乗車していると座れないかな、と懸念したが、荷物を隣に置いているあんちゃんに、そこが予約されていないことを確認してから「ここ空いている」と尋ねると、素直に荷物をどけて座らせてくれた。さて、そこまではよかったのだが、フランクフルト空港に到着すると、車掌がアナウンスをし始める。私はよく聞き取れなかったのだが「トートゥ・ミー・ライト」とか「オーヴァー・キャパシテート」と言っているのは分かった。あと、次の列車に乗れと言っているのは分かった。しかし、その理由はよく分からない。英語でアナウンスをしないのは、客にとって悪いニュースだからだ。故障か?とも思ったりしたが、何より、隣のドイツ人が急いでおり始めるのを見て、これは急いで動いた方がいいな、と思い、私も降りる。とはいえ、車両が混んでいるので、簡単には列車から降りることはできなかった。そうこうしていると、英語でのアナウンスもあった。席を予約していない客は降りろ!というアナウンスであった。予約されていない席もあるので(私もそうだったが)、それらに座っていればいいのではないか、と思いもしたが、それはアナウンス後、急いで降りたドイツ人も同じ条件なので、これは抵抗しない方がいいな、と思い、そのまま降りる。とはいえなあ、一度、乗せてから降ろさせるというのは、さすがドイチェ・バーン。乱暴だ。そういう対応をするなら乗せなければいいのに、そういう臨機応変な対応ができないのだな。ということで、私は素直にフランクフルト空港駅で降りて、次の列車の指定席を購入した。指定席、ただの4ユーロ50セントだから金銭的な負担は少ない。ただ、フランクフルト空港もそうだったが、飛行機、列車の本数が減っており、さらに従業員も減っているので、相当、混んでいる。これからヨーロッパというかドイツに行く人は要注意だ。ICEもなるべく指定席を購入した方がいい。私はジャーマン・レイル・パスをけちって2等にしたが、1等を買った方がいいかもしれない。

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