SSブログ

マンボウあけの下北沢を訪れる [都市デザイン]

マンボウがあけたので下北沢を訪れる。平日ではあったが、春休み中ということもあって若者が多かった。さて、コロナの影響がどのように土地利用に変化があったのかをざっと観察したのだが、明らかに古着屋が増えている。飲食店は減っているような印象を受ける。下北沢は北口と南口で雰囲気が大きく変わるが、個店が多いのは北口だ。その北口には幅員26メートルの大通り補助54号線が計画されているところは歯抜け状態になっている。それまでのグリッドの方向性と違って、あたかもベルリンのユダヤ博物館のような斜めのスリットのような切り口が痛々しい。ユダヤ博物館を設計したリーベスキントは、歴史の痛々しさを表現するために敢えてあのようなデザインにしたのだが、ここ下北沢は勝手に、そのような断絶と偏った価値観の押しつけが空間デザインにて表出されている。この道路が、まさに反民主主義的な無慈悲で無情な計画であることがよく分かる。ということで写真を撮影しておいた。
 


nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0