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トランプは中国旗をペイントしたジェット機でロシアを空爆するべきだ!と発言した [トランプのアメリカ]

トランプは3月6日のニューオリンズでの共和党の支持者での講演で、「中国旗をペイントしたジェット機でロシアを空爆するべきだ!」と発言した(ワシントン・ポスト3月7日)。そして、ロシアに対しては「中国がしたんだ、我々はしていない、中国がしたんだ(China did it, we didn’t do it, China did it)と言えばいい。すると、中国とロシアが戦争し始めて、我々は座って見てればいいんだ」と言い放った。
なんか、この人がアメリカの大統領であってよく4年間、アメリカは持ったなと思わせられるような発言だ。そもそも、トランプのような嘘つきが、「僕はやってない、ジョーがやったんだ」と言って信じる奴がいる訳ないだろう。いや、アメリカ人の半分近くが信じるか・・・・。そもそも、中国とロシアがそんなことで戦争する訳ないだろう。そんなことで戦争するのは、トランプのアメリカぐらいだ。というか、こういう発言をする、すなわち平気で人に罪を押しつける、冤罪を犯すことを自慢気に話すという人間性に心底、吐き気を催す。
さらにトランプはNATOを「紙の虎」と言った。ちょっと前に、「NATOを最も強くしたのは俺だ」と発言したばかりなのに。まあ、この人の発言に整合性を求めても無駄か。さらに「どんなアメリカのリーダーよりもプーチンに強く当たる」とも述べた。何を言ってるんだ、プーチンのポチをずっとしていたくせに。確かに、トランプが大統領だったらプーチンの手下となってゼレンスキーには何の支援も与えないどころか、NATOとの協調性もゼロで、今こそロシアの石油が安いから買い時だ!とか言って、ロシアを経済的にも支援しまくっただろうな。プーチンに強く当たれる訳がない。
まあ、トランプの発言にいちいち、怒っていてもしょうがないのだが、佐藤優のようなインテリ?でさえ、次のようなアホな発表をしているのだから、まあ、トランプ理解の助けになるかもしれないと思い、書き記させてもらう。
「トランプ氏ならばモスクワに飛んで行ってプーチン大統領と会談し、「ロシアがウクライナに軍事介入するならば、アメリカも軍を送る。アメリカ第一主義はひと休みだ」と言ってプーチン大統領を脅したうえで、取り引きを持ちかけ、戦争を回避したと思います。」 (https://president.jp/articles/-/55173?page=1

このような発言をイギリス、ドイツ、アメリカのニュースで聞いたことがない。トランプはアメリカ第一主義でもなく、自分第一主義だ。そんな政治家的なことをすると、妄想ぐらいならできるが、よくこんな分析ができるな。というか、この人、本当に元外交官か?プーチンほどトランプを馬鹿にしている人はいない。そして、2016年の大統領選挙に介入してトランプを大統領の張本人にしたのがプーチンだ。トランプと同じような出自で大統領になったゼレンスキーをプーチンはトランプと同じ類いだろうと馬鹿にして、言うことを聞かないなら恫喝する、といって攻めたのである。しかし、ゼレンスキーはトランプとはむしろ正反対の人物であった。この読み違いをプーチンにさせたのは、結構、トランプの影響が大きかったのでは、と私は分析している。

これまで、「トランプのアメリカ」という講演を小規模だが二回ほどさせてもらったが、皆、そんなことが起きていたんだ!と驚かれる。私のソースはすべて二次ソースで、ほとんどがMSNBCとCNN、BBCであることを考えると、いかに日本の新聞、メディアがしっかりと伝えていないかを実感する。

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